日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

591.ドラッグストア急成長

 「スーパー」「コンビニ」に対して「ドラッグストア」が、近年ずいぶん増えてきたように思う。そのドラッグストアは日本全国に1万9534軒あるといい、その売上高は百貨店を抜いて7兆円産業になっている。そしてドラッグストアの大競争時代にもなってきた。最近のドラッグストアは何でも扱っている。本来は医薬品、化粧品と日用品生活用品程度だったが、飲料品、菓子類、雑誌と増えて、今では生鮮食品の野菜やお肉、洋服、家電なども扱うから、まさに大型スーパーだ。そしてコンビニに比べてとにかく安いから人気だ。商品の種類が豊富で安いので、外国人観光客にも大人気だ。安くできる秘密は(1)利益率が大きい医薬品や化粧品で利益を出せる、美容食品や健康食品も(2)一括購入で安く仕入れる(3)プライベートブランド商品、ということらしい。全国に1203店舗を展開するスギ薬局の場合、本社に巨大倉庫を持ち、ここに例えば75万個を一括まとめ買いしている。ペットボトル水は1種類2万本をまとめ買い。岐阜県は特に競争が激しいという。