日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

345.御朱印の転売

 御朱印とは、神社や寺院などが日付などを墨書し朱で印を押した紙などである。元々は写経を寺などに奉納した際に証明として渡されたものという。現在は参拝の記念に入手して収集する人も増えており、若い女性の間でも人気で「御朱印ガール」が登場している。この御朱印が人気になったのは約10年前。手描きの墨書と朱色の印はアート性が高く一つ一つが異なることもその理由だが、300円ほどで入手できるのも人気が高い理由である。そしてさまざまな御朱印帳も販売されている。私が京都に行ったときも、寺院では御朱印をいただく人の列を目にした。しかしこの御朱印がインターネットのオークションサイトで転売されるケースが増えて問題視されている。あるオークションサイトでの御朱印出品数は1500件にものぼる。高額なものは10万円で売りに出される。