日本技術士会東北本部

宮城県支部 第19回環境対応セミナー開催のご案内

【テーマ設定の背景】
日本に定期的に飛来するガン類として、マガン、ヒシクイ、コクガンの三種類が認められる。
近年は、希少種の羽数を復元させるための長年の取り組みの成果として、絶滅に瀕していたシジュウカラガンやハクガンの数も増加している。
また、少数がマガンの群れに交じって観察される程度であったカリガネという種も、宮城県の登米市で定期的に越冬するようになった。
 これらの種類のガン類について、日本国内では 2017 年から捕獲して GPSタイプあるいは気象衛星で位置を補足する発信器を装着し、渡りのコースや繁殖地、日本以外での越冬地について追跡を行っており、ここ数年の調査において、コクガンとカリガネについて詳しい情報が得られるようになった。
 今回のセミナーでは、希少種の羽数回復状況について池内先生から、最新の知見が得られるに至ったコクガン・カリガネについて澤先生からご紹介していただく予定である。

日時:2023年10月13日(金) 14:30~16:30

会場:株式会社 復建技術コンサルタント 4階会議室(Web併用)

仙台市青葉区錦町1丁目7-25 TEL:022-262-1234

対象:一般の方および官公庁、学校関係者、企業の方等、どなたでも参加できます。

プログラム:
14:30~14:40 開会の辞
 (司会)宮城県支部 環境委員会 上村 惠也
  主催者挨拶
     宮城県支部 支部長 山本 真之
14:40~16:10 講演
演題:日本に飛来するガン類の最新情報
講師 1:雁の里親友の会 事務局長 池内 俊雄 様
 <経歴>
 青山学院大学文学部卒業、4 年間の教員生活の後、国内のガン類の渡来地をめぐり、
 1991 年から毎年ロシア科学アカデミーとの共同調査に参加。
 現在は大崎市に住み、農業とガンの研究や保護活動に取り組んでいる
講師 2:山階鳥類研究所 研究員 澤 祐介 様
 <経歴>
 京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科修士課程修了、
 バードライフ・インターナショナル東京プログラムオフィサーを経て、
 現在、山階鳥類研究所研究員、龍谷大学非常勤講師
16:10~16:25 質疑応答
16:25~16:30 閉会の辞
     宮城県支部 環境委員会委員長 千葉 岳彦
詳細は宮城県支部の行事案内 にて