日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

340.ホモサピエンス20万年

 地球上に最初の人類が誕生したのは700~600万年前とされる。東アフリカに生まれた人類の仲間たちは、二本足で立ち、道具を手に入れ、180万年前からアフリカを出てヨーロッパへ向かった。しかしそれらは結局生きのびることができなかった。そして20万年前にやはりアフリカで新しい人類として誕生したのが、「ホモサピエンス」である。彼らは5万年前にアフリカを離れ壮大な旅に出る。シベリアへそしてアラスカからアメリカ大陸へ渡った。こうして彼らが現在の世界人口73億人の源となった。4万5000年前より以前にヨーロッパを支配していたのは「ネアンデルタール人」であった。そこに同時期に入り込んだのがホモサピエンスであり、その結果ネアンデルタール人はホモサピエンスに追われ滅亡したと考えられている。両者の間にはいくつかの違いがあったが、その一つが「脳」であった。ちなみに「ジャワ原人」も「北京原人」も、ホモエレクトスの亜種と考えられており、結果的に滅びてしまい人類の祖先ではない。