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18.プラズマテレビと市場競争


 2003年頃には薄型テレビといえば「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」のそれぞれが、特徴を有して競い合っていました。比較的小型には液晶方式が、そして大画面テレビにはプラズマ方式が採用されていました。
  2005年の薄型テレビ世界シェア1位はパナソニックで、4位がサムスン電子6位がLG電子でした。パナソニックは2005年から、兵庫県に4000億円 を投じて3棟の巨大なプラズマテレビ用パネル工場を建設し、これを稼動させます。しかし2011年には2棟の工場停止を決めざるを得なくなってしまいまし た。技術の進歩によりプラズマテレビが得意とした大画面テレビが液晶に侵食され、世界出荷台数で1割以下になったのです。テレビはコモディティ化(汎用 化)が急速に進み、円高もあって日本企業は薄型テレビの国際競争力を失っていきました。2011年薄型テレビの世界シェアは、1位がサムスン電子、2位が LG電子と韓国勢が世界の37%以上を占めることになりました。
 プラズマテレビは、1992年に富士通が世界で初めて開発しました。プラズマテ レビとは電極板に挟まれたセルにネオンガスを封入し、電圧をかけることでプラズマ放電を起こし発生した紫外線が蛍光体に当たって発光するもので、各セルが RGBの3色を発光するものです。つまり多数のカラー表示蛍光灯がならんでいるようなものです。独自の特徴を有していますが価格では液晶に分があります。