日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

673.インドという国

インドは、北はヒマラヤ山脈から南は赤道近くまで、広がる広大な国である。国土面積は日本の10倍。ヒマラヤはガンジス川の源流である。インド北西部には大インド砂漠が広がる。ダージリンなど北東部では紅茶栽培が盛んで、インドの紅茶生産量は世界一だ。北西部には小麦の生産地が広がる。小麦の生産量は中国に次いで世界第2位だ。インド南部はコメの産地でインデイカ米が栽培されている。田植えから3か月でコメの収穫ができるので二毛作だ。米の生産量も中国に次いで世界第2位だ。インドはイギリスの植民地だったが第二次大戦後に独立した。29の州があり、州が変われば言葉も習慣も異なる。最も多くの人が話すのはヒンデイー語で、80%近い人が信仰するのがヒンドュー教である。人口は約13億人でその平均年齢が25歳と若い。インド特有の社会制度がカースト制である。生まれながらにカーストによって身分や職業が決まっている。現在のインド経済をけん引しているのがICT産業である。数学教育と英語教育に力を入れた結果、多くの人材が生まれた。