日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

665.バチカンとローマ教皇

11月23日からローマカトリック教会のフランシスコ教皇(法王)が訪日し、24日には被爆地の長崎と広島を訪れた。ローマ教皇はローマカトリック教会のトップであり、バチカンの国家元首を兼ねている。バチカンは、イタリアローマの中にあって人口約600人の小国だが、法王の国際社会での影響力は大きい。ローマカトリック教会は、一つの宗派としては世界最多となる約13億人の信者(世界人口の約18%)を有する。ちなみに日本の信者数は約44万人。私の妻もその一人だが。日本には16世紀にフランシスコザビエルによってキリスト教が伝えられたのが最初。長崎の市中に多くの教会が建てられた。しかし豊臣秀吉が禁教令を出し、江戸時代には過酷な弾圧が行われた。その中でも潜伏キリシタンが信仰を守った。2018年に「長崎と天草地方潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコ世界文化遺産に登録された。バチカンのサンピエトロ大聖堂は見事な建築と内装である。