日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

458.最も近い天体「月」

 地球から一番近い天体、それが「月」である。「お月さま」は太古の昔から私たちを魅了してきた。400年前にガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を使って月を見た。そして月の表面が地球と同じように凹凸していることに驚いた。仮に地球の直系を40センチとすると月の直径は約10センチになり、地球と月の間の距離は12mになる。しかし地球と月の実際の距離は38万キロもある。月は毎年3~4センチずつ地球から遠ざかっているらしい。つまり昔はもっと近くにいたことになる。その月に人類が足跡を残したのが1961年アポロ11号である。それ以降誰も月に足を踏み入れていない。月がどのようにしてできたのかには3つの説があった。(1)親子説:地球の回転からちぎれたというもの、(2)姉妹説:地球の周りにある微小体が固まったもの、(3)他人説:別のところから来て地球の引力につかまったもの。だが現在最も有力なのが、一つの惑星が地球にぶつかって周囲に溶けたものが飛び散り徐々に集まって月になったというものである。意外なことだが月には水資源があるという。