日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

374.アインシュタイン

 アルベルトアインシュタインは、1879年ドイツ南部のウルムという町で生まれ、その後ミュンヘンに移り住んだ。彼はユダヤ人一家に生まれた。アインシュタインが生まれた年に、エジソンが実用的白熱電球開発に成功している。16歳でスイスのチューリッヒ工科大学に入学する。ここでドイツ国籍を放棄して兵役を逃れた。22歳でスイス国籍を取得して、死ぬまで公的にはスイス人であった。大学は無事に卒業するが就職はできなかった。彼は自信過剰のうぬぼれやであり、その影響かもしれない。ようやくスイス特許局に仕事を見つけ、26歳で4本の論文を次々に発表する。その3本目と4本目が「特殊相対性理論」である。論文は当初周囲の理解をまったく得られなかったが、マックスプランクは彼を強力に支持した。30歳でチューリッヒ大学の助教授、32歳でドイツプラハ大学の教授、33歳でチューリッヒ工科大学の教授、35歳でベルリン大学教授に就任する。改造社という出版社の招待で1922年日本郵船の客船に乗り日本にやってきた。この船の上でノーベル賞受賞の知らせを聞いた。彼は日本びいきであったが、日本が軍国主義に向かうことを懸念した。1955年76歳で死去。