日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

293. マメ科植物

 マメは栄養豊富なだけでなく、環境負荷が小さく土壌も豊かにするので、持続可能な食料生産に貢献する。マメ科植物は世界に約2万種類もあり、北極圏から熱帯まで広く栽培されている。低脂肪で、たんぱく質は米の3倍、ビタミンBやミネラルも豊富。栄養の乏しい土壌でも育ち、根にすみつく根粒菌は植物の成長に欠かせない窒素を供給してくれる。種類別生産量では、1位:大豆、2位:インゲンマメ、3位:ヒヨコ豆、4位:エンドウ、5位:ササゲとなっている。ヒヨコ豆とレンズ豆は日本で栽培されていない。大豆は日本では食用が多いが、世界的にはほとんどが搾油用や家畜飼料用で栽培されている。