日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

239. ボックスティッシュの始まり

 薄紙によるティッシュは、第一次大戦中に脱脂綿の代用品として開発された。1924年、大戦終了後過剰在庫になったティッシュを、米国キンバリークラーク社が使い捨てのメイク落とし用として、紙製箱に入れ「クリネックスティッシュ」として発売したのが「ボックスティッシュ」の最初である。米国ではティッシュのことをクリネックスと呼ぶ。1928年にクリネックスが現在の次々と取り出せる「ポップアップ式」を採用すると、家庭にも広く普及するようになった。ちなみにポケットティッシュは日本生まれであり、これを広告のために配布するのも日本だけ。