日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

200.佐賀有田焼きの歴史

 今年は有田焼発祥400年の年である。豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、後の佐賀藩祖鍋島直茂が陶工らを引き連れて帰国した。そのひとり李参平が1616年に有田の地で良質な石鉱を見つけ、日本で初めて磁器を焼いた。以後子孫は有田に根を下ろした。陶芸に限らず文字や律令宗教まで大陸や半島から日本に伝わり、それが磨き上げられた。紙も墨も朝鮮半島を経由して日本に伝わった。