日本技術士会東北本部

818.脱炭素社会

 菅首相が、2050年までに温室効果ガス排出を全体としてゼロにし、脱炭素社会を実現するとの所信表明をした。地球温暖化対策の国際ルール・パリ協定で、産業革命以降の気温上昇を1.5℃に抑える必要がある。それには2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにすることは必須だ。すでに150か国ほどが「2050年に実質ゼロ」を掲げている。しかし「2050年に実質ゼロ」は非常に高いハードルで、このままではこの実現はほぼ不可能である。でも「生活していれば二酸化炭素は出るのにどうやってゼロにするの?」と思うはず。これは「実際の排出量から、植物が光合成などを通じて吸収した量を差し引いて算出する」というからくりがある。国内から出る二酸化炭素の約4割は発電に伴う。電気に頼るこの便利な社会でその脱炭素をどう実現するのか?また最も対応が難しい業界の一つが鉄鋼などの素材業で、熱源として石炭石油を使う以外に鉄鉱石の還元で鉄を作る際にも大量の二酸化炭素を排出する。私たちが「便利な社会」を変えていかないと目標達成は無理だと思う。

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