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4.ファスナーとYKK


今やあらゆるものの開閉部に使われているファスナー(スライドファスナー)では、日本のYKKが世界一の市場占有を誇っています。その高品質と全世界への供給体制が認められています。しかし最近では中国製が増加しているといいます。スライドファスナーは、1891年にアメリカのジャドソンが靴ヒモを結ぶ面倒さを解消しようとして開発したとされます。ジッパーやチャックと呼ばれることもあります。
YKK創業者の吉田忠雄は1908年に富山県で生まれ、1934年にサンエス商会を設立してファスナーの加工・販売を開始しました。その当時は女工の人たちが手作業で務歯(むし)を植えつけていたのですが、吉田は1950年に日本で初めてアメリカから高速自動植え付け機を購入しました。その速度は1分間に1200個もの務歯を植え付けることができたので驚いたといいます。

吉田は自社一貫生産をものづくりの根幹とすることを決意し、各種ファスナー専用機を自社製造することにしました。そしてアルミ合金の製造から最終製品までを自社で一貫してやれるようにしたのです。アルミ建材事業へも進出してアルミサッシメーカーとしても有名です。なおYKKは株式を一切上場していません。