日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

51.POSシステム

 昔のお店ではレジスターに商品の価格を手で入力していました。今ではどこに行ってもスキャナで読ませるだけになっています。店舗のレジで、商品のバー コードを読ませると そのデータはコンピューターに送られ、自動的に価格の表示や計算が行われるシステムになっているのです。これはPOS(Point of Sale)システムと呼ばれ「販売時点情報管理」と訳されます。
 POSシステムは、1970年代からアメリカでレジ担当者の不正防止など を目的に導入が始まりました。さらにコンビニなどでは、店舗のコンピューターが本部のコンピューターとつながっており、詳細な販売データが在庫管理や商品 配送管理に使われています。これによって効率的な在庫管理システムが構築されています。売り上げデータを分析することで、季節ごとや時間ごとの売れ筋商品 がわかり、次の販売戦略に活用されます。
 バーコードマーキングには2種類あります。商品製造過程でメーカーが予め印刷するものと、販売店舗でプリンターやシールによって印字貼り付けするものです。一般に後者はその店舗内だけでしか有効に使用できないものです。
 ちなみにPOSレジスターでは東芝テックが50%のシェアを有しているそうです。