日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

748.太陽系の惑星

太陽系には8つお惑星がある。水星、金星、地球、火星の4惑星は地球型惑星と呼ばれ、表面が岩石などでおおわれる。木星、土星、天王星、海王星は、木星型惑星と呼ばれ、木星と土星は表面が厚いガスの層からなる巨大ガス惑星であり、天王星と海王星は巨大氷惑星である。水星は大気がほとんどなく、太陽に近いため太陽側の温度は400℃にもなる。金星は大きさや質量が地球に似るが、大気の主成分は二酸化炭素で大気圧は90気圧もあり、温室効果で表面温度は500℃にもなる。火星は大気が薄く、かつて表面には水があり温暖湿潤だったとされる。木星は水素とヘリウムが主成分の厚い層をもつガス惑星である。水素とヘリウムのガス層の内側には金属の性質をもつ水素の層があり、中心には核がある。土星は美しいリングを持つ。リングは数センチから数メートルの氷のかたまりからなる。リングの厚さはおよそ100mと薄い。天王星は水素とヘリウムからなるガス層の内側に氷の層を有し、中心に核をもつ。海王星も天王星と同じ氷惑星で表面にメタンがあって青く見える。火星軌道と木星軌道の間には多数の小惑星がある。はやぶさが微粒子を持ち帰ったイトカワもその一つ。水星と金星を除くすべてが衛星を有する。