佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2020/08/04 (7 ヒット)

 10月31日那覇市の首里城から出火し、正殿、北殿、南殿などが全焼してしまった。首里城は、450年にわたる琉球王国の居城であり、中国の皇帝使節団や米国のペリー提督もここを訪れた。「琉球王国」は、日本や中国と交流し東南アジアまで及ぶ海上交易ネットワークを構築した海洋国家であった。その首都に築かれた王城はグスクと呼ばれ、城の石垣は優美な曲線を描く。その石垣などの材質は琉球石灰岩つまりサンゴである。以前ブラタモリでやっていた。明治新政府によって日本に編入されるまでの450年間、琉球王国の政治と文化の中心であった首里城は、戦前に国宝に指定された。だが太平洋戦争沖縄戦で破壊・焼失した。1986年に国が復元を決定し、30年かけて全容を取り戻した。2000年には、城郭が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。今回焼失した正殿などの建造物は世界遺産ではない。城の消失は15世紀以来今回で5度目であるという。


 2020/08/03 (9 ヒット)

 現パナソニック創業者である松下幸之助の没後30年になる。幸之助は和歌山県に8人兄弟の末っ子で生まれた。小学校を卒業することなく9歳で大阪の火鉢店に、次に自転車店に丁稚奉公に入った。妻むめのは淡路島の出身でお見合い結婚をした。その後大阪電灯で配線工として働く。新しいアイデアを上司に提案したが受け入れられず退社する。「おしるこ屋でも始めるか」と言ったら妻に反対される。1917年独立し電気器具を扱うが失敗続きで苦境に立つ。むめのは着物や指輪を質屋に入れて生活を支える。自転車用ランプ開発では自転車店に無償でランプを置いてもらう方法で、品質の良さをわかってもらう方法をとる。改良アタッチメントプラグや、電球をつけたまま配線をつなげる「二股ソケット」などを開発。やがてフォードの大量生産を手本にしてラジオやアイロンで驚きの低価格を実現する。1933年には大阪門真に大工場を建設し、松下電気産業株式会社と名前を変える。1951年アメリカ視察で見たのが、女性が職場で活躍する姿であり、家庭生活を支えていたのが生活家電であった。当時日本では家事は全て手作業で重労働であった。日本の家庭の主婦が助かるものをつくりたい…という思いから生活家電に注力。高度経済成長期全国にナショナルショップを展開する。幸之助は「神経質でかんしゃく持ち」だったといい、妻はいつも冷静沈着だったという。


 2020/08/02 (11 ヒット)

 世界は国(国家)を単位として成立している。その国家の成立に必要なのが、「主権」と「領域」と「国民」である。「主権」とは、他の国の干渉を受けることなく国家を統治するための最高権力を言う。「領域」とは、主権が及ぶ範囲で「領土」「領海」「領空」がある。「国民」とは、その領域に属している人々をいう。国家と国家の領海線が「国境」であり、この「国境」をめぐって国家同士の争いが起こる。1993年にヨーロッパ連合EUが誕生し、「国境」の敷居を低くした。EUに属する国家間では、関税を撤廃し、共通通貨ユーロをつくり、人や物の移動を自由にしている。人々が国境を超えるのに手続きは不要で、国境を自由に行き来して生活するのが当たり前になっている。自由に国境を越えて学校に行くことも仕事や買い物に行くことも行われている。しかし最近はEUに加盟する国々の一部で国境の検問を厳しくしようという動きがある。難民や経済移民などが次々とEUに押し寄せるようになったことが背景にある。


 2020/08/01 (18 ヒット)

 平安時代中期に紫式部が創作した「源氏物語」は、光源氏を中心とした貴族たちの恋愛模様や苦悩などが描かれており、「桐壺」から始まる54巻からなる。「源氏物語」は1000年以上読み継がれてきただけでなく、各時代の一流絵師たちが絵巻やびょうぶなどに描き続けている。紫式部は中流貴族の娘であったが夫との死別後に「源氏物語」を創作した。紫式部が書いた「源氏物語」の自筆本(原本)は、草稿も清書したものも残っていない。そのため多くの手書きによる写本で伝えられてきた。紫式部の創作から200年後の鎌倉時代に、藤原定家が様々な写本を比較しより正しい本文を追求し復元を試みた。この定家の写本は「青表紙本」と呼ばれ、これまでに確認されているのは「花散里」「行幸」「柏木」「早蕨」の4巻だけで、いずれも国の重要文化財である。今回新たに「若紫」が見つかった。現在最も普及しているテキストは、室町時代になって「青表紙本」を書写したとされる「大島本」に基づいている。


 2020/07/31 (16 ヒット)

 10月24日に東京ビッグサイトで2年に1度の自動車の祭典「東京モーターショー」が開幕した。出展内容は、ハイブリッド車が多い日本市場にも電気自動車EVが本格的に普及する時代の到来を予測させるという。背景には、車の電動化を促す世界的な環境規制がある。日産が世界初の量産型EV「リーフ」を発売して9年弱。リーフの国内累計販売は約13万台にとどまる。日本勢はハイブリッド車などの開発を優先してきた。EVは航続距離の短さや充電時間の長さなどの課題がある。東京モーターショーでホンダは、小型EV「ホンダe」を発表、これはホンダが初めて手掛ける量産EV。トヨタは高級車レクサスで初のEVを発売する計画だ。マツダが出展した初のEV「MX-30」はスポーツ用多目的車SUVのである。だが「ホンダe」の航続距離は220キロ、「MX-30」も200キロでガソリン車よりはかなり短い。充電スタンドは全国に約3万台と増えているものの、急速充電できるものは3分の1しかない。スズキが出展する「HANARE」は、自動運転EVで車内にはハンドルもペダルもなく、モーターはホイール内にあって室内が広い。前後対称型でどちら向きにも走行できる。2019.1.04


 2020/07/30 (14 ヒット)

 国内鉄鋼最大手の新日鉄住金が社名を「日本(にっぽん)製鉄」に変更した。さて専門的な話で申し訳ないが、製鉄工程について。製鉄所のシンボルといえるのが高さ50mにもなる「高炉」である。酸素と結びついて自然の状態になっている鉄鉱石を、コークスと一緒に高炉の上部から入れる。コークスとは石炭を材料とした炭素のかたまりである。それらは50mの高さから2000℃の高炉に落とされる。高炉の中では下から超高温の酸素ガスが噴き上げられている。鉄鉱石とコークスは、熱風を受けながら50mの高さを数時間かけてゆっくりと落ちていく。高熱により鉄鉱石は溶けてドロドロになる。まず酸素とコークスの炭素が結びついて一酸化炭素が発生する。一酸化炭素はより安定した二酸化炭素になろうとして、鉄鉱石の酸素と結びつくため鉄だけが残る。発生したガスは上部に抜けて、溶けたドロドロの鉄が高炉の下部に落ちる。この鉄を取り出して、転炉によって強く加工しやすい鉄に変える。こうして「製鉄」が行われる。なお高炉は、熱をさまさないために24時間365日休まず稼働している。


 2020/07/29 (19 ヒット)

 「鉄の貴婦人」と呼ばれるフランスパリのシンボル「エッフェル塔」。建設当時世界一の建造物の2倍の高さを誇った。建設会社の2人の技術者が300mの世界一高い塔をつくろうと考えた。目的は記録を立てること。会社の社長エッフェルは、すでに多くの鉄建造物や鉄橋、自由の女神骨組みなどをつくり著名な存在だった。1994年にパリ万国博覧会が開催されると知り、エッフェルは二人の案を修正させて万博のシンボルにしたいと考えた。エッフェルはコンペに勝利して建造を開始するが、その前にはいくつもの困難が次々と押し寄せた。「景観を損なう」と訴訟を起こされたり、軟弱地盤対策で予想外の対策が必要になり、作業者たちのストライキがあったり。建設では1万8000もの部材をつくって現地に運び、250万個ものリベットにより接合された。エレベーターは脚部を斜めに上昇して中央部を最上階まで上げることになり、予想以上の費用を要した。1889年3月、エッフェルは約束通りの期限を守り、2年2か月をかけて塔の頂上にフランス国旗を掲げた。エッフェルは莫大な出費を入場料で回収した。塔は20年後解体されることになっていたが、無線通信の技術者フェリエがエッフェル塔を用いた電波送信実験に成功。こうして電波塔として生き伸びてフランスの象徴となった。


 2020/07/28 (21 ヒット)

 「焼き鳥」は、江戸時代には高価な食べ物であり、基本「タレ」で食べられていた。なぜなら冷蔵技術がない時代肉の匂いを消すには「タレ」がよかった。しかし現在は「塩」で食べる方が鶏のうまみを引き出せるという。ただ肝は臭みを消すためタレにする。おいしい焼き鳥を決めるのは、(1)素材、(2)仕上げ(串打ち)、(3)焼き、の3つになる。「ねぎま」は、江戸時代にネギとマグロを串に刺したもの「ネギマグロ」から来ているらしい。江戸時代の屋台で野菜に求められたのは「腐りにくいこと」、そこで腐りにくく、調理の手間がなく、串に刺しやすいことから「ネギ」が選ばれた。竹串が使われているのは、お皿や箸がなくても食べやすく熱伝導率が最適だから。竹串は折れにくく丈夫で、火に燃えにくいのである。ところで「地鶏」というのは、日本古来の在来種の血を50%以上引いているもので、さらに飼育期間や飼育密度などの条件もある。現在は比内地鶏や名古屋コーチンなど約50種がある。食用鶏肉において「地鶏」は1%しかない。


 2020/07/27 (18 ヒット)

 吉野さんのノーベル化学賞受賞ニュースから時間がたったが、「リチウムイオン電池」はスマートフォンやパソコンに入っている高性能で小型の電池であり、これがあって「モバイル時代」が実現した。電池はプラス(正)とマイナス(負)の二つの電極を組み合わせてできている。小型化するには高い電圧が出る電極を使う必要がある。グッドイナフ教授らが、酸化化合物のコバルト酸リチウムが電池の正極に使えることを発見した。一方旭化成では別の研究グループが特殊な炭素材料を開発中だった。これを知って、正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材料という組合せで吉野さらは、1985年に新型電池の基本特許を出願する。そして1991年にソニーが、「リチウムイオン電池」と名付けて世界で初めて商品化した。そこから徐々に多くの用途にも広がっていき、特に携帯電話の普及を後押しした。今後は電気自動車や蓄電システムへの活用が広がることが考えられる。特徴は「軽い」「電圧が高い」「寿命が長い」の3つ。だが暑さ寒さに弱い。またリチウムは希少で高価な金属である。リチウムイオン電池の市場用途は、スマホ・PC用が半分でEV用が半分という状況。


 2020/07/26 (19 ヒット)

 「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されているが、これは料理そのものをさすのではなく、無形である「日本人の伝統的な食文化」を指している。「和食」は素材の味を引き出してヘルシーな食事であることから、世界中に「日本料理」のお店が増えている。日本食の特徴のひとつが「だし」であり、素材の見栄えと味と香りのすべてを楽しむものだが、世界の日本料理店では必ずしもそこまで実践されていない。「うまみ」を生み出す「昆布」「かつお節」「煮干し」「干ししいたけ」などを利用してだしをとり、発酵でつくられた味噌や醤油などの調味料と併せておいしくいただく文化である。料理は自然の美しさや四季のうつろいを表現して、そこで季節感を味わう。また料理に合わせた器に盛って料理を出す。地域に根差した食材や、正月などの年中行事にも密接にかかわりを持つのも特徴の一つである。近頃は各家庭でそうした地域の伝統的な日本食をつくることも少なくなっている。


 2020/07/25 (32 ヒット)

 異常気象が日常になりつつある。大雨、洪水、台風、ハリケーン、干ばつ、熱波……などが、人々の暮らしをおびやかしている。こうした「気候危機」は人間自身が引き起こしているとされる。「あいつぐ異常気象は温暖化なしには起こりえない」といった、科学的な研究結果が相次いで発表されている。米海洋大気局は、今年の7月は世界平均気温が観測史上最も暑い月だったと発表した。日本でも気象庁気象研究所が、昨年夏の記録的猛暑は温暖化がないと起こる可能性はほぼゼロだったと推定した。米保険会社によると昨年の自然災害による世界の経済損失は2250億ドルに上るという。国内でも、保険会社による2018年度の自然災害保険金支払額は、1.6兆円で過去最高になった。私たちはすでに、産業革命以降平均気温が約1℃上昇した世界に生きている。パリ協定での1.5℃未満にするという努力目標はもうすでに達成できそうにない。2019.10.23


 2020/07/24 (23 ヒット)

 匂いは私たちが何かを食べるときにも大切な働きをしている。目を閉じて鼻をつまんでオレンジジュースとリンゴジュースを飲んだら、どちらかわからなくなるほどだという。「匂い」のもとは、空気中に蒸発しやすい「揮発性」を有する物質である。ほとんどが有機化合物で、数十万種類あると考えられている。例えばイチゴの匂いを分析すると、300以上の匂い物質が混ざり合って独自の匂いを形成している。この「匂い物質」が鼻の中の「受容体」という細胞とくっついて、脳に信号が送られることで匂いを感じることになる。今では合成香料が、食品、化粧品、日用品等で多く用いられている。例えば柔軟剤、トイレや車の香水など。香料メーカーでは、食べ物の匂いがどんな物質で構成されているかを分析し、調香師が何十種類もの匂い物質を組み合わせて、同じ香りを再現できる配合をつくりだす。今では多くの食品に香りとして合成香料が用いられている。果汁ゼロの飲料でも果汁の香りや味を感じるのは合成香料による。それにしても犬をはじめとする動物たちの臭覚はすごいらしい。


 2020/07/23 (22 ヒット)

 平成の30年で私たちの暮らしを大きく変えたのは「デジタル化」であった。1989年には11%だったパソコンの普及率は2007年以降70%以上で推移している。1999年にNTTドコモが携帯電話からネットに接続できる「iモード」を開始した。2008年には米アップルのスマートフォンが発売された。1989年に49万台だった携帯電話の契約数は2018年には人口を超える1億7000万台に増えている。スマートフォンの普及率は2017年にパソコンを抜いて75%以上になり、現在はもっと増えて、小学生までスマホを持つ時代になった。どこでもインターネットが使える時代になった。携帯電話の主は「電話」ではなくなり、対話はSNSを活用する時代になった。写真投稿サイト「インスタグラム」登録者数は国内で2900万を超える。お金の使い道もデジタルにシフトした。総務省の家計調査によれば、2人以上の世帯の年間携帯電話料金は、2000年に2万8000円だったが、2018年は12万6000円を超えた。私から見れば「マホの登場」は衝撃的だった。便利さの極地に思えた。


 2020/07/22 (24 ヒット)

 夏の八月が終わった。日本では古来、数の知れないものは八の数で止めようとするらしい。「嘘八百」といい、将軍様は八百万石、八十八は米寿の祝い。とにかくいっぱいあるという場合は「八」を使う。「八」が末広がりでめでたいからとされる。江戸は八百八町、大阪は八百八橋という。実際には江戸には千を超える町があった。大阪には約二百の橋があった。「松島は八百八島」という。神話の世界ではさらに八が多くなる。イザナギ・イザナミの二神は「八尋殿」を見立て「大八島国」を生む。誕生した神々は「八百万(やおよろず)の神」である。神器とされるのが「八咫鏡(やたのかがみ)」と「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」であり、スサノオノミコトが退治したのが「八岐大蛇(やまたのおろち)」である。「夏も近づく八十八夜」と歌う。ことわざでは「一か八か」「口八丁手八丁」「七転び八起き」「七難八苦」。2019.10.17


 2020/07/21 (27 ヒット)

 今では当たり前の駅にある「乗車券自動改札機」であるが、かつては駅員さんがいちいち切符を目視で確認していたという事実が信じられない。今では運賃をごまかす「キセル乗車」も難しくなっているという。実用機としては、大阪万博に合わせて1967年に新規開業した阪急北千里駅で、近鉄と立石電機(現オムロン)が共同開発した定期券、普通乗車券それぞれの専用機が設置されたのが最初である。この時は乗車券にデータを穿孔して光学的に読み込む方式。その後乗車券の裏に磁気的に情報を書き込んで読み取る方式の「磁気乗車券定期券自動改札機」が立石電機で1973年に開発された。統一規格が定められて、日本信号と東芝も自動改札機の開発に着手した。現在もこれらの3社が続けている。首都圏での本格投入は遅れて、国鉄が分割民営化された後の1990年代になる。新幹線については、1979年に東海道新幹線全駅に4枚の切符を同時投入可能な長さ2.6mの機械が設置された。


 2020/07/20 (29 ヒット)

 秋を代表する果物である「柿」は、栄養豊かな健康食品である。柿には甘柿と渋柿とがある。成熟期の渋柿は、渋みのもとになる水溶性のタンニンを多く含む。甘柿はタンニンを蓄積する細胞が途中で成長を止めるため成熟時には渋みがなくなる。渋柿でも、アルコールや二酸化炭素で渋抜きができる。子供のころには、渋柿を焼酎につけておいた「たる抜き」というのをよく食べていた。現在スーパーなどで市販されている甘柿の多くは、二酸化炭素を用いて渋抜きをしたものである。今では種無しの「平種無」などは人気が高い。柿のタンニン(ポリフェノール)は血糖値上昇を抑制する働きがある。カリウムも多く含み、果物でトップクラスのビタミンCを含む。抗酸化作用のカロテノイドも豊富である。渋抜きをしても柿のタンニンの効果は変わりないらしい。また昔から日本人は「干し柿」という方法で、渋柿を日持ちさせて冬の甘味食品として活用してきた。食物繊維をたっぷり含む健康食品である。


 2020/07/19 (30 ヒット)

 ラジオ体操のスタートは、1928年昭和天皇即位の記念式典で、NHKラジオで流された「国民保健体操」である。逓信省幹部が米国視察に行ったとき、生命保険会社が考案したラジオ体操に出会い、これを輸入した。戦時色が濃くなると、国民の体力向上及び精神高揚を目的に広がった。しかし終戦後はGHQによってラジオ体操は中止されることになる。何十万、何百万の日本国民が一斉に同じ体操で体を動かすという行動を嫌った。しかしラジオ体操の再開を望む声が広がり、1951~1952年になって、いつでも誰でもどこでもできる「ラジオ体操第1」と、職場での運動を想定した「ラジオ体操第2」とが発表された。「ラジオ体操第1」は子供から老人までを想定し、「ラジオ体操第2」は一般成人を想定したとも言われる。これが現在までつながっている。このとき実は「ラジオ体操第3」も作られていたという。しかし動きが複雑でラジオでは説明が難しかったこともあり、いつしか忘れられてしまった。「幻の体操」といわれたが、2013年に残っていた資料などを元にして復刻された。テレビでその動作を見たが確かに覚えるのは難しいようだ。でも「第3」は有酸素運動としては良好だという。


 2020/07/18 (27 ヒット)

 天気予報をするのは気象庁だけというのは昔のこと。1995年から民間の会社でも天気予報発表が可能になった。今では60以上の民間企業が参入している。気象庁の衛星や観測データを基にして、独自のデータも加えて生活や業務に役立つようなより細かい天気予報を出している。今ではお天気アプリで5分先の予報を見ることもでき、250m四方単位で雨雲レーダーでの予測ができる。その背景には観測器の多さがある。独自開発の観測器を全国に1万3000か所設置、さらにAIで予測精度を上げている。短時間で狭い範囲に激しく降る「ゲリラ豪雨」、原因の積乱雲は発達スピードが速く予測が困難とされていた。今はその9割を1時間前には予測可能になった。全国にいる隊員たちから「雲の写真」を送ってもらいそれを利用している。会員数は全国に10万人以上、報酬はない。民間最大の気象情報提供会社は、「ウエザーニューズ社」である。一般向け予報と特定事業者向け予報があり、後者は食品業界やコンビニなどでも活用されている。2019.10.9


 2020/07/17 (29 ヒット)

 日本の2017年労働者人口は6720万人、一方外国人労働者数は約130万人。つまり職場に50人いると一人は外国人という割合になる。世界の人口は2017年に76億人を突破して今も増加を続けている。人口増加率をみると、アフリカなどの発展途上国では30~35%にもなる一方で、日本をはじめとする先進国では軒並みマイナスになっている。発展途上国では、以前として子供は大切な労働力という考えがある。医療や衛生問題の改善が進められて子供の死亡率が低下し、人口増加に拍車をかけるが経済発展が追いついていない。一方先進国では少子高齢化が進んで、労働者人口が減っていく。そこで仕事を求めて先進国へ移動することになる。世界で最も少子高齢化が進んでいるのが日本である。1980年には5%だった高齢化率は、1990年から急上昇して今や25.7%と4人に1人が65歳以上という超高齢社会になっている。そこで労働力を海外に求めるが、そこにはいくつもの課題がある。


 2020/07/16 (33 ヒット)

 あるテレビ番組で下記のような問題が出された。「枝豆はそのまま育つと何になるか?」「大豆を暗いところで育てると何になるか?」いずれも簡単な質問だが。私たちに身近な食べ物である大豆だが今はほとんどが輸入である。子どものとき我が家の隣は大豆畑であった。大豆は弥生時代に朝鮮半島を経て日本に伝えられたという。肉を食べる習慣がなかった日本人にとって、貴重なたんぱく源であった。一般的に私たちが食べているのは「黄大豆」で、他にも「黒大豆」「青大豆」などがある。代表的な大豆を用いた加工食品は、(1)しょうゆ、(2)味噌、(3)豆腐、(4)納豆であるが、豆腐をさらに加工したものに(1)油揚げ、(2)厚揚げ、(3)がんもどき、(4)高野豆腐などがある。豆腐をつくる過程で生まれるものに「おから」「豆乳」があり、豆乳を用いて「湯葉」ができる。枝豆は大豆の成長途中のもので、宮城には枝豆を使った郷土料理「ずんだモチ」がある。また大豆を水に浸して暗いところで発芽させると「もやし」ができる。「きな粉」は大豆を粉末にしたものである。ところで、大豆の用途で最も多くを占めるのは、実は「食品用」ではなく「大豆油用」である。


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