佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
(1) 2 3 4 ... 26 »
 2020/01/16 (4 ヒット)

 今はサバの缶詰「サバ缶」が人気だという。その販売量は増加してついにツナ缶を抜いたという。今では100種類ものサバ缶があり、年間1億個ものサバ缶が消費されている。理由は健康志向ということや、料理への自由度が高く、災害用保存食としても多く購入されているから。日本一サバ缶好きというのが長野県の飯山市らしい。海なし県で昔からたんぱく質源の保存食として使われてきた。安く大量に手に入るのでいつも保存してあり、肉がない場合にもサバ缶が使える。宮城県気仙沼のサバ缶工場では、水揚げされたばかりの新鮮なサバを、すぐにカットして缶に手で詰めていく。スキマなく上手に詰めるのは熟練の技だ。その後、缶に塩と水を追加したら密閉して、大きな釜で80分加熱する。圧力釜状態なので骨までやわらかくなる。缶の中で味がサバ身にしみこみ、サバ身からうまみが出て汁に溶け込むが、それには時間がかかるので、料理に使うのは賞味期限(3年)の後半やギリギリがいいという。料理には汁ごと使うのが常識。実はサバ缶は、旬の時期においしいサバを新鮮な状態でそのまま詰め込んだものだった。


 2020/01/15 (4 ヒット)

 NHKテレビ「ダーウインがきた」で面白いシーンを見た。ハンガリーのティサ川で1年にたった数時間だけ見られる絶景「ティサの開花」である。その正体は、全長13センチほどの「オナガカゲロウ」の数百万匹もの大群が無数に飛び交う風景であった。オナガカゲロウは幼虫時代を川底で暮らし、3年もの間20回以上も脱皮を繰り返して大きくなる。そして水温が高く水位が低く天気がよい日に、水面に出てきてそこで殻を脱ぎ捨て成虫になる。そこから2時間だけが彼らの命である。最初に大量のオスのオナガカゲロウが出てくる。待ちかねていた魚や鳥たちがそれを捕食するが、大発生することで捕食される確率を下げている。30分後にメスのオナガカゲロウが、水中から出て来る。そこからの2時間が繁殖のためだけに使われる。オスたちはメスに群がって交尾を求める。交尾を終えたメスは川の上流に移動してそこで水に落ちて産卵する。2019.01.30


 2020/01/13 (9 ヒット)

 NHK大河ドラマ「いだてん」が始まった。日本がオリンピックに初めて参加したのは、1912年第5回ストックホルム大会であり、マラソンランナー金栗四三が出場した。始まりは、柔道の創始者として知られる嘉納治五郎に、クーベルタンから参加要請の手紙が来たことであった。狩野治五郎の努力の結果、参加が実現した。参加費用は寄付金を募った。金栗は予選会で一等になり日本代表として17日間をかけてストックホルムまで行ったが、レース途中で倒れてゴールすらできなかった。金栗はその後もオリンピックに2度出場した。嘉納治五郎がめざしたのが東京オリンピック開催である。水泳の指導者田畑政治は日本の水泳選手を強化した。その結果1932年のロサンゼルス五輪で18個のメダルを獲得する。日本の実力が認められ、1940年の東京オリンピック開催がIOC大会で決定する。だが日本は戦争に突入して、これはまぼろしに終わる。戦後1964年になって、悲願かなってアジア初の東京オリンピック大会が開催された。私は中学1年生だった。


 2020/01/12 (9 ヒット)

 シャープペンシルは、シャープの創業者である早川徳治が1915年に開発した「早川式繰出鉛筆」が実質的にスタートである。そこから性能は向上し機能も進化を続けている。鉛筆を削る作業から解放した。シャープペンシルは繰り出した芯が固定されるので同じ側ばかりがすり減る。そこで2008年に登場したのが三菱鉛筆の「クルトガ」である。ちなみに三菱鉛筆は三菱重工とは一切の関係がない。これは40歯ギヤの自動芯回転機構を組み込んでおり、40画で芯が1回転するので芯の片減りはない。芯の直径は一般的に0.5ミリだが、シャープペンの世界に0.2ミリを出したのがぺんてるである。2014年発売のオレンズは、ペン先のパイプが芯と連動してスライドすることで極細でも芯折れがないことを実現した。またぺんてるが2017年に発売したオレンズネロは、芯を一度出すと使いきるまでノックする必要がない「自動芯出し機構」を有する。2014年発売のトンボ鉛筆モノグラフは、軸を縦方向に振るだけで芯が出てくる。2018年三菱鉛筆は、赤、青、オレンジの3色の芯を搭載したユニカラー3を発売した。


 2020/01/12 (10 ヒット)

 一般的には、脳に作用する幅広い薬物が「麻薬」と呼ばれる。薬物は、

(1)中枢神経興奮剤、(2)中枢神経抑制剤、(3)幻覚系に分けられる。

(1)には麻黄から抽出される覚せい剤やコカの葉から抽出されるコカインなどがある。

(2)にはケシの果実からつくられるヘロイン、モルヒネ、あへんや、大麻草からつくられる大麻がなどある。

(3)にはLSDなどがある。2016年に最も使われた薬物は「大麻」で、その使用者数は1億9000万人という。

 大麻は麻の一種で世界各地に自生している。この葉や花などを乾燥させたものが「マリファナ」と呼ばれる。世界のケシ生産の9割を占めるのがアフガニスタン。かつては宗教的な儀式や鎮痛剤に用いられた麻薬が、庶民に広がり始めたのは19世紀以降である。特定の化学物質抽出や性質の改変が可能になって、強力な薬物も生まれた。麻薬の使用が犯罪とされるようになったのは20世紀。世界保健機構WHOによれば、2015年の薬物による死者は45万人という。


 2020/01/11 (8 ヒット)

 スマホを使ってまるで友人と会話しているような「雑談できるAI」が、マイクロソフトの「りんな」である。女子高生という設定で、以前は文字での会話だったが、現在は声での会話ができる。「りんな」は2015年に誕生したがどんどん進化しており、現在は第3世代の共感モデル。技術的にはシークエンストューシークエンスという技術を使っている。文章を分解し単語から理解するだけではなく、文章全体の文脈からニュアンスを判断することまでやれるようになってきた。相手の話を文章で受け入れられるレベルになった。「りんな」はその場その場で何を話せばいいかを、会話の流れに基づいて判断し、相手と雑談で仲良くなれることをめざして会話する。「りんな」は(1)相手の意図を判断するAI、(2)よりよい返答をするAI、の二つをもつ。「りんな」と17時間しゃべり続けた人もいるという。「今、何している?」と質問したら「300人と会話してる」との回答。

2019.01.24


 2020/01/10 (12 ヒット)

 例えば日本地図において、隣り合う県を互いに異なる色で塗り分ける場合、何色あればすべてを塗り分けることができるだろうか?日本地図の場合、長野県を除けば3色で十分だが、回答は4色になる。こうした色分け問題は「4色あれば十分である」ことが数学的に証明されている。だがこれは150年以上の歴史を持ち、長い間未解決だった。感覚的には4色で十分だろうと誰もが思っていたが、本当にそうなのか?5色必要な図形は本当に存在しないのか?スタートは1850年代にロンドンの、後に数学者になるガスリーがこの4色問題を見つけたことにある。多くの数学者が挑戦したが証明することはできなかった。1976年になってアメリカのアッペルとハーケンの2人が、計算にコンピューターを用いることで四色問題を証明した。しかしその計算には膨大な時間を要し、第三者によるチェックができにくいと物議をかもした。現在ではやはりコンピューターにより証明されたことになっている。


 2020/01/07 (9 ヒット)

 私たちが物体の「色」を見ることができるのは、太陽などの光が物体に反射して、その反射光が目に届くからである。すでにご存じのとおり、ほとんどの光を反射してしまう物体は白く見え、ほとんどの光を反射せずに吸収してしまう物体は黒く見える。私たちの周りにある万物は、そもそも「色」をもっているわけではない。リンゴが赤い色を持っているのでなく、木々の葉が緑の色を持っているのでもない。「色」は私たちの脳がつくりだしている。可視光は波の性質を有しており、その波長はおよそ380~750ナノメートルの範囲にある。物体ごとにその表面に光が当たったときに反射したり吸収したりする光の波長は異なっている。反射された短い波長を検知した場合人間の脳はこれを「青」と判断し、長い波長を検知した場合人間の脳はこれを「赤」と判断する。人間の目の網膜にある光の強さと波長を感知するセンサが素晴らしく高性能で、多数の微妙な色合いまで感じ取ることが可能になっている。こうして私たちは「色がつくりだす見事な光景を見ることができるのです。


 2020/01/05 (11 ヒット)

 夏に暑くなると、うっとうしい存在として出てくるのが「蚊」である。蚊は世界中に約3000種あり、日本には約110種がいて、代表的なのが夜間に活動する「アカイエカ」と、昼間に活動する「ヒトスジシマカ(ヤブカ)」である。蚊は花の蜜や樹液などの糖分が主食であるが、メスだけが産卵前に高カロリー源として血を吸うのである。蚊の寿命は1か月ほどだがその間にメスは4~5回の産卵と吸血を繰り返す。蚊が血を探すときにはセンサでまず二酸化炭素の有無を探知する。次に汗などのにおいや体温を感知して人間や動物に近づいて針を刺す。ある研究結果によれば、足裏に住む細菌の種類によって蚊を引き寄せるという。O型は刺されやすいというのに根拠はない。刺されてかゆくなるのは、蚊が針を毛細血管に刺したときに唾液を挿入するが、これにアレルギー反応がおきることによる。蚊の幼虫であるボウフラの最大の発生源が「雨水ます」であるらしい。流れが少ない水たまりをなくすことが対策になる。


 2020/01/05 (14 ヒット)

 宮城県が生んだ偉大な漫画家、それが石ノ森章太郎である。仮面ライダー、サイボーグ007、秘密戦隊ゴレンジャー、HOTEL、ロボコン、キカイダーなど数々のマンガを描き、漫画の可能性を広げたアイデアマンであった。「漫画家に必要な才能の8割は体力である」との言葉を残す。他の漫画家に比べてペンのタッチが異常に速かったという。生涯の作品数は770に及び、「最も多くのマンガを一人で描いた漫画家」としてギネス記録になっている。昭和13年宮城県に生まれ、小学生の時に手塚治虫の「新宝島」で衝撃を受けた。高校卒業後上京し、トキワ荘に入居する。最初は少女漫画を描いていた。当時では珍しかった世界一周旅行をした経験で描かれたのが「サイボーグ007」。33歳で生み出したヒーローが仮面ライダーである。これはテレビでも放送されて変身ブームをつくった。1998年に他界する。2001年には石巻に石森萬画館が完成した。


 2020/01/03 (10 ヒット)

 先日テレビで「京都三十三間堂」を見て圧倒された。これはすごい、見てみたい。これは後白河上皇の命により平清盛が建立したとされる。1165年に完成したが1249年の火災で焼失。1266年に再建されたのが現在に残る本堂である。その本堂は、寺院建築としては最も長い建物で約120mある。その名の通り堂内には柱が並んでその間が33ある。中央に本尊の「千手観音坐像」があり、その向かって右側と左側とに、500体ずつ10段の階段状に千手観音像が合計1000体並んでいる。本尊は頭の上に11の顔をもつ。本尊の裏側にも逆を向いた1体があり合計10001体になる。このうち124体は1249年の火災で救い出された創建時の像である。左右両端には「風神」と「雷神」がありその間に「二十八部衆」が並んでいる。いずれにせよ1000体の千手観音像はつくるのも大変だったろうが、見れば壮観だろう。現在では本堂、本尊、風神と雷神、二十八部衆、1001体の千手観音のすべてが国宝になっている。


 2020/01/02 (14 ヒット)

 日本史上最大の城郭とされるのが「江戸城」である。その石垣の石の数は数十万個にもなる。東京近郊に石垣の石材がとれる場所はない。石垣に使われた石のほとんどは火山活動でできた安山岩である。この石がとれるのは西相模から伊豆半島東岸あたり。そこから江戸時代に重くて大きな石を運んでくるのは、それは大変で困難だったはず。しかし多くの大名は伊豆半島あたりに石切り場をつくり、切り出した石を人力と船で江戸まで運んだ。現在の大阪城は、秀吉が築いた旧大阪城を完全に覆い隠すように埋めて、その上に徳川幕府が築きなおした「新大阪城」である。各大名たちは旧大阪城よりも高い石垣をつくるよう求められた。その石(花崗岩)は瀬戸内海の島で切り出して船で運ばれた。城の石垣には特別に大きな「鏡石」がはめ込まれている。大阪城の鏡石は他とレベルが違う巨大さである。大きさは36畳分もあり、重さは推定130トン。どうやって運んできたのか?


 2020/01/01 (12 ヒット)

 ゲームとは、ルールによって現実とは切り離された「遊び」の空間を生み出し、その内部で楽しむ行為といえる。現在のゲーム産業につながる日本最初の社会的インパクトは、1978年のインベーダーゲームである。多くの人々が画面の中の新たな遊び相手と戯れた。次いで1983年、家庭のテレビを遊びの空間に変えるテレビゲーム「ファミコン」を任天堂が発売して大ヒット。1994年ソニーのプレイステーション以降、三次元の仮想現実で楽しめるようになった。2000年代以降はインターネットが普及して、誰もがSNSでロールプレイイングのキャラになって自分自身を演出できるようになる。オンラインゲームはパソコンからスマートフォンで遊ぶスタイルに変わっていく。スマホゲームはいつでもどこでも手軽に遊べる。そして2016年に開発された「ポケモンGO」は、現実の空間そのものを巨大なゲームフィールドにするという変革をもたらした。位置情報を利用した拡張現実のゲームである。一方で「遊び」を戦いのようにした「eスポーツ」が日本でも注目を浴びてきている。


 2019/12/31 (12 ヒット)

 一般に動物等においてはオスとメスとで大きさや形や性質に大きな違いがある。これはオスがメスに選んでもらうためであり、より強い子孫を残せるようにというための方法である。オスのクジャクは立派な羽根をもち、オスの鹿は立派な角をもつ。細胞の核にある染色体は、遺伝情報DNAを収納している。人間の場合その数は46本と決まっている。それには長さの長いものから順に番号がついていて、それぞれが2本ずつある。片方は父親から、もう一方は母親から受け継いだものである。最後の2本は特別な存在で「性染色体」と呼ばれXとYの2種類がある。それがXとXであれば女性であり、XとYであれば男性である。母親はXしか持っていないが、父親からXをもらえば女性になり、Yをもらえば男性になる。つまり男をつくるカギは男性がもつ「Y染色体」である。女性の場合はXとXなので染色体の組換えが起こって多様化することができるので、環境変化等への対応力が高い。しかし男性の場合のXとYは自由な組換えができない。そしてY遺伝子は過去3億年の間に何度も部分欠失が繰り返されてきて、非常に小さく(短く)なってしまっている。これは全哺乳類で共通に起こっている。Y染色体はいずれ消えてなくなるのでは?と言われる。


 2019/12/30 (16 ヒット)

 縄文時代の土器や土偶などを中心に約200件を集めた特別展「縄文―1万年の美の鼓動」が、上野の東京国立博物館で開かれている。縄文の国宝6点が一堂に会するのは初めてのこと。最近の縄文ブームの中で「美」を入り口に関心を集める。日本列島で1万数千年前から1万年間にわたって続いた縄文文化は、世界最古級の土器群を生み出した。躍動感あふれる「火焔土器」やユニークな造形の土偶は、縄文人の造形美を今に伝える。そしてそれらは大陸からの影響ではなく日本独自に生み出された。かの岡本太郎も縄文土器と出会って衝撃を受け論文「縄文土器論」を1952年に発表している。ちなみに国宝の6点とは、

(1)火焔型土器(新潟県出土)、

(2)土偶:縄文のビーナス(長野県出土)、

(3)中空土偶(函館出土)、

(4)土偶:仮面の女神(長野県出土)、

(5)合掌土偶(青森県出土)、

(6)土偶:縄文の女神(山形県出土)である。

初めて国宝に指定された土偶は、1995年「縄文のビーナス」である。多くの土偶は妊婦さんを表すらしい。


 2019/12/28 (21 ヒット)

 最近ではホテルに宿泊時の朝食や夕食が「バイキング料理」ということも多い。その発祥とされるのが帝国ホテルである。「バイキング」という言葉に「食べ放題」の意味があるのは日本だけなので注意が要る。1958年帝国ホテルが新館を開業するにあたり、日本で初めて「定額で好きなものを好きなだけ食べるレストラン」をつくった。食卓にいろいろな料理を並べ、各自が取り分ける北欧の伝統料理を参考にしたという。そのお店の名前を考えたとき、当時話題だった海賊映画「バイキング」からとって「インペリアルバイキング」とした。開業時の値段は昼1200円、夜1500円と当時として高価だった。「ビュッフェ」という言葉も使われるが、これは「立食」の意味であり「食べ放題」の意味はない。バイキング料理で外せないのは、出来立てを楽しめるシェフの実演系料理。取ったものは残さないというマナーも大事。


 2019/12/27 (16 ヒット)

 脳の下垂体から生涯にわたって成長ホルモンが放出される。特に子供時代には、血流にのって全体をかけめぐり大きな効果を発揮する。成長ホルモンは肝臓を刺激してインスリン成長因子を生成させる。その結果筋肉と軟骨細胞が増殖して、子供の身長を伸ばすことになる。子供時代には脳細胞をつなぐシナプスもどんどん形成される。脳の重量は体重の2%にすぎないが、一日のカロリー摂取量の20%を必要とする。特に成長期には40%が脳に回される。人体を構成する何兆個もの細胞は、「死」と「再生」を繰り返している。人体の細胞で入れ替わりがないのは、眼球の水晶体など一部だけで、大部分は絶えず新しいものに入れ替わっている。外皮膚は毎月新しいものと入れ替わる。人体は常に修復とメンテナンスを必要とするのだ。肺の内表面は絶えず損傷している。外気が肺の粘膜を常に傷つけるので、2週間ごとに細胞を入れ替える必要がある。胃の粘膜も2~9日で入れ替わる。人体のほとんどの細胞は分裂する能力を持っていない。特殊な細胞「幹細胞」に増殖する能力があり、人体のあらゆる細胞を補充する。赤血球は3か月で死んでしまうが、骨の中にある骨髄で絶えず新しい赤血球がつくられている。


 2019/12/25 (19 ヒット)

 NHKスペシャル「精子力クライシス」を見た。ショッキング。男性の妊娠を成功させる力を「精子力」という。欧米では男性の精子の数がこの40年で半減していたことがわかった。そして欧米よりさらに深刻なのがわが日本である。受精して妊娠を成功させる精子の力が衰えているという。内容は(1)精子の数が少ない、(2)ほとんど動かない精子が多い、(3)DNAが傷ついた精子が多い、の3つ。精子の質が悪い男性は他の病気にも弱いという。精液1ミリリットル中に1500万個以上の精子が存在し、その4割以上が活発に動いていることが必要だが、ある調査では結婚前の男性の5人に1人が自然妊娠の基準を下回る。原因の一つは活性酸素が増加してたまり体にストレスを与えていること。二つ目は男性ホルモンのテストステロンが減少すること。そしてこれらを引き起こすのは、「生活習慣」である。喫煙、運動不足、睡眠不足、長時間座りすぎ、食事の質、脂肪過多、などまさに生活習慣病と同じだ。精子は男性の健康のバロメーターという。


 2019/12/22 (21 ヒット)

 人体は謎に満ちている。人体の成長は魔法のようだ。たった1個の細胞から始まって何兆個もの細胞に増殖する。生まれるまでに78種の臓器がつくられるという。乳幼児期の成長のエネルギー源になるのはただ一つの食料「母乳」である。母乳は赤ちゃんが育つのに必要なすべてを含む優れた食料だ。母乳の成分には「オリゴ糖」が大量に含まれている。しかし赤ちゃんはこれを全く消化できない。赤ちゃんの腸で消化できないもの、つまり赤ちゃんにとって栄養価値がないものがなぜ母乳に多く含まれているのか?オリゴ糖で増殖する細菌があることがわかった。それはビフィズス菌の一種であるビフィドバクテリウムだ。母乳にオリゴ糖が含まれるのは、この善玉菌を増殖するためと考えられる。新生児は胎内という無菌環境から、生まれ出れば今度はあらゆる細菌にあふれた環境にさらされる。特に腸内は病原菌に侵されやすい。そこでビフィドバクテリウムによって腸内壁を保護する。つまり母親は、赤ちゃんの体内に別の生物を雇い入れて赤ちゃんを守るのである。


 2019/12/19 (24 ヒット)

 手塚治虫は1928年に生まれ、4歳から20年間兵庫県の御殿山で暮らした。小学5年の時友達に見せてもらった「原色千種昆虫図譜」から、昆虫採集にめざめた。教科書やノートの隅にパラパラマンガを描いて遊んでいたが、自作マンガを回覧して級友を楽しませた。「オサムシ」という名前の虫がいることを知り、昆虫好きからペンネームには「治」の下に「虫」をつけた。旧制中学に入るとペン画のマンガも描き始める。1946年毎日新聞社発行の少国民新聞大阪版に、「マアちゃんの日記帳」連載を開始。このとき手塚は17歳、大阪帝国大学付属医学専門部で学ぶ学生だった。この連載は好評で3か月73回に及んだ。翌年1947年には冒険マンガ「新宝島」が刊行され爆発的な人気になった。なお「マアチャン…」を見て衝撃を受けた富山県の小学6年二人組は、のちに東京に出て藤子不二雄となる。

 


(1) 2 3 4 ... 26 »