佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2018/10/21 (1 ヒット)

 ヒト(人類)がつくりだしたものの中で最も重要なものに「言語」がある。私たちは普通に会話していてその重要性に気付いてはいないが。ヒトの言語は、「膨大なボキャブラリー」と「文法」によって可能になった。他の動物と同様に最初は「鳴き声」にすぎないものだった。ベルベットモンキーは鳴き声を使い分けている。プレーリードッグの鳴き声はさらに多様化している。しかし彼らの場合は、いわゆる「名詞」しかない。もちろん「文法」もない。アウストラロピテクスの場合も、同様に固有名詞だけだっただろう。ネアンデルタール人は名詞に加えて動詞も使ったかもしれない。石の道具を使い文字を持たない民族でさえ、けっこう複雑な言語を使っていることがわかっている。ヒトはより正確なコミュニケーションをやりたいという思いから、膨大な数の「名詞」に加えて、「動詞」「形容詞」「副詞」などを使い、その使い方における文法を定めることによって、複雑なコミュニケーションをも可能にした。現在地球上では約7000の言語が使われているが、それが次々と消滅しつつある。グローバル化などで200ほどしか残らなくなるといわれる。


 2018/10/17 (7 ヒット)

 今や大変な情報化社会になり、大量の情報がデジタル化されて有線・無線で世界中をかけめぐっている。こうした手段がなかった時代のアナログ的な情報伝達送信に大活躍したのが「伝書バト」であった。紀元前のギリシャ古代五輪でも、優勝者の速報にはハト(鳩)が使われていたから、歴史は古い。特に活躍したのが第一次世界大戦である。日本陸軍は1919年にフランスから軍用鳩1000羽と移動鳩舎などを輸入してこれを利用した。旧日本軍は結局1945年の敗戦まで他の手段と合わせてハトを活用した。1923年の関東大震災では、他の情報伝達手段が壊滅した中で、約2000羽の鳩による通信が頼りにされた。朝日新聞社は大阪本社で200羽の鳩を飼い、1928年以降の甲子園野球大会では、大会期間中鳩便が計160回にわたり原稿、写真、イラストなどを球場から大阪に運んだという。人では1時間20分かかったがハトは12分だったという。それにしても鳩の帰巣本能はすばらしい。


 2018/10/13 (9 ヒット)

 飛行する生物の運動メカニズムが、ほとんど画一的に羽ばたき飛行であり翼の形もよく似ているのは、生物が飛行するための条件が極めて厳しく限られたものであることを意味している。アホウドリはグライダーのように大きなアスペクト比の翼をもって、できるだけ少ないエネルギーで遠くまで飛べるような体になっていて、非常に優れた滑空性能をもっている。一方でイヌワシは、小さいアスペクト比の翼と大きな尾羽を有して、木々の間を飛んだり急旋回や急降下ができるようになっている。鳥たちは自由な飛行を得るために、羽ばたくことで推力を生み出している。その羽ばたきも、下向きに動かした翼は必ず今度は上に戻さなければならないが、同じように戻したのではせっかくの水平飛行メカニズム効果が打ち消されてしまう。鳥たちは打ち下ろしのときと戻しのときとで翼の形や角度を巧みに変えることで、見事な飛行を可能にしている。鳥の場合は飛行機と類似した翼を活用するが、昆虫の場合は非常に薄い羽を高速で羽ばたかせている。かつての恐竜時代には最大翼幅12mという巨大な「翼竜」が空を飛んでいたというが、なかなか信じがたい。


 2018/10/10 (13 ヒット)

 憲法改正が議論されている。日本国憲法の構成をみてみよう。まず「前文」があり、次に「第1章」から「第11章」までで構成される。前文ではその643字に、国民みずからが主人公であるとの思いから、「国民主権」と「平和主義」を記載している。日本国憲法に特徴的なのが第1章の「天皇」と第2章の「戦争の放棄」である。第1章では天皇を、日本や日本国民の統合の「象徴」とし国民主権を明らかにする。第2章では平和主義のため軍隊も戦力も持たないことを記した。第3章が「国民の権利及び義務」で、国民のさまざまな権利を示し、親が子供に教育を受けさせる義務、勤労する義務、納税の義務を示している。第4章「国会」、第5章「内閣」、第6章「司法」の3つでは、立法と行政と司法の「三権分立」のしくみを明らかにしている。第7章以降は、国の機関のありようや国家権力の使い方が示されている。


 2018/10/07 (11 ヒット)

 約400万年もの間地上に生活していた陸上の巨大草食動物が「マンモス」である。人類はかつてマンモスと同じ時代を生きていたのだ。マンモス最後の種である「ケナガマンモス」は、25万年の間地上に生息しそのほとんどは1万年前に姿を消した。最古のマンモスは、300~400万年前にアフリカ大陸から北へ移動し、ユーラシア大陸において「南方マンモス」が登場する。これは肩までの高さが4mと巨大であった。200万年前南方マンモスはベーリング海峡を渡って北アメリカへ移動し、北アメリカで「インペリアルマンモス」が登場する。そこからさらに南下して中米で「コロンビアマンモス」が現れる。一方ユーラシア大陸でも「ステップマンモス」が現れ、これが「ケナガマンモス」へとつながっていった。「ケナガマンモス」は比較的小型で、全身を長い毛でおおわれていた。「ケナガマンモス」のDNAは現代の象のDNAと99%が同じであるという。いくつもの壁画などにマンモスの絵が描かれており、人類はマンモスを怖れながらも利用していたことがわかる。1万3000年前にマンモスなど巨大動物の4分の3以上が姿を消している。その原因はわかっていないが、環境の変化や隕石落下などの説がある。最後までマンモスが生き残っていたのはシベリアで、その永久凍土層からいくつものマンモスが見つかっており、研究の進歩に貢献している。


 2018/10/04 (16 ヒット)

 今日世界は「お茶の文明」と「コーヒーの文明」に二分されている。中国文明とイギリス文明の影響を受けたところはお茶の文明圏となっている。日本と中国は「緑茶」である。中国では大多数の人はジャスミン茶を飲んでいる。その元となっているのは緑茶である。同じ緑茶でも、日本では蒸してつくるが中国では釜炒りにしてつくるという違いがある。お茶は大きく「発酵茶」「半発酵茶」「不発酵茶」「代理茶」の4つに分けられる。熱処理をして自家発酵を止めた「不発酵茶」が緑茶である。半分がた発酵したところで止めた「半発酵茶」がウーロン茶である。発酵を続けると真っ黒になる。このように完全発酵させたものは独特のにおいを出す「発酵茶」となり紅茶が該当する。代用茶とはハーブティーなどである。日本に最初にお茶が入ってきたのは奈良時代の末であるが普及することはなかった。鎌倉時代に栄西禅師によってふたたびお茶がもたらされ、そのときは抹茶の色と香りが日本人の好みに合い、お茶が日本に定着して「茶の湯」も流行することになった。


 2018/10/01 (15 ヒット)

 ジュースや茶などの飲料容器として主役になったペットボトルは、リサイクルの優秀選手でもある。初めてペットボトルに入った飲料が販売されたのは1982年だが、その5年前にはしょうゆの容器として使われ始めていた。「ペット」は、炭素水素酸素でできた化合物「ポリエチレンテレフタレート」の頭文字PETからきている。軽いけれども、落としても割れず丈夫で、透明で中が見やすく安価であることから、飲料容器として優れている。清涼飲料でみると、ペットボトル入りの割合は、1996年には23%だったものが2016年には72%に増加している。今では年間約60万トン、227億本が販売されている。そして国内で回収されるペットボトルは約65万トン。回収されると8割強がリサイクルされ、50%強は国内で、それ以外は中国などでリサイクルされる。リサイクルの利用では、食品トレイなど用のシートが46%、繊維類が28%、ペットボトルが24%となっている。


 2018/09/26 (27 ヒット)

 特別な存在であるかのような「ヒト」も、基本的には外形も内臓も他の動物と違わない。だがヒトは他の動物とは異なる進化をしてきた。1984年にヒトと類人猿の違いがDNAから解析された。その結果DNAの98.4%が同じであることが判明した。予測ではせいぜい90%と思われていたのに。ヒトとチンパンジーやボノボの間には、たった1.6%しか遺伝子上の違いはないのである。ヒトは500万年前に登場したとされるが、どのように進化してきたのだろうか。300~250万年前に直立二足歩行を可能にすべく骨盤が進化した。アウストラロピテクス(猿人)が誕生し、5万年前にアフリカでホモサピエンス(現在の人類の祖先)が誕生する。ホモサピエンスは北上して中近東あたりでネアンデルタール人と遭遇する。両者はともに大きな脳をもっていた。だがやがてネアンデルタール人は絶滅してしまう。ホモサピエンスの方が「より発達した言語をもっていて計画を立てて行動できたから」と予測されている。実はアフリカ以外に住むホモサピエンスには、ネアンデルタール人のDNAが3%ほど含まれているという。

 


 2018/09/23 (17 ヒット)

「節句」は中国の陰陽五行説に由来し、江戸時代に公的な行事として「五節句」が定められた。1月7日は七草の節句、3月3日が桃の節句、5月5日は端午の節句、7月7日は七夕、9月9日が菊の節句である。一方で「節分」は、立春、立夏、立秋、立冬の前日のことであり、1年に4回ある。だが今では節分といえば立春の前の日をさす。そして「豆まき」が行われる。ある調査によれば、節分の実施率は37%で、クリスマス(69%)やバレンタイン(42%)に及ばない。そしてこの37%も、「豆まき」とは限らない。節分の内容に関する調査では、恵方巻を食べたが51%で豆まきは29%だった。その「豆まき」も今では大豆をまくとは限らない。豆まきで有名な千葉の成田山新勝寺では大豆と落花生の両方を詰めた袋をまく。大阪の通天閣も長野の善光寺も「落花生」をまく。北海道、東北、新潟などでは多くが落花生をまく。「殻付きなので清潔」「拾いやすい」「やわらかくおいしい」といった理由のようだ。


 2018/09/19 (20 ヒット)

 NHKスペシャル「人体:腸」は非常に面白かった。腸は単なるうんちの管ではない。腸が「腸内細菌」と「免疫細胞」を操って万病と戦う力を有しているという。成人の腸の長さは約8.5m、その表面積は32平方メートル畳20畳分にもなる。腸の内壁には微小突起のじゅう毛がびっしりと並んでいる。ここには毛細血管が通っていて、吸収された栄養などが血管を通して全身に運ばれる。じゅう毛の内部には大量の免疫細胞があり、腸内壁から入ってきた病原菌やウイルスなどを退治する。ヒトの免疫細胞は全身に2兆個もあるが、その7割は腸にある。つまり腸の重要な仕事は「免疫をつかさどる」ことでもある。ただこの免疫細胞が暴走してしまうことがあり、するとアレルギー症状が発生する。これは本来敵ではない細胞を仲間に攻撃させてしまうことによる。最近特に「腸内フローラ」が話題になっている。腸の中にはおよそ100兆個もの腸内細菌が住んでいる。大事なのはその「種類」と「数」だという。特定の腸内細菌(例えばクロストリジウム菌)が少ないと、アレルギーを発症しやすいらしい。免疫の暴走を抑えるブレーキ役のTレグが、腸内細菌で生み出されているらしい。日本人は古来、食物繊維を多くとり続けて良質の腸内細菌を育ててきた。しかし最近ではそこに変化が起きている。


 2018/09/01 (24 ヒット)

 鎌倉の大仏は高さ13m、奈良の大仏は高さ18m。日本国内にはこれらを超える巨大仏がいくつもあることをテレビで紹介していた。

(1)仙台市内にある「仙台大観音」は高さ100m、1991年に実業家が13億円をかけて建立した。内部にはエレベーターもあって高さ68mの位置に展望台もある。

(2)札幌の佛願寺には「札幌涅槃大仏」長さ45mがある。涅槃仏としては日本最大。1988年函館にあるテーマパークの名物オブジェとして作られたが、やがて廃墟になった。そこで佛願寺がこれを引き取った。200個のパーツに分解してトラックで運んだ。

(3)日本一を誇るのが茨城県の「牛久大仏」高さ120mである。構想から10年をかけて1992年に完成した。いったん10分の1サイズミニチュアを作り、それを参考に6000枚もの銅板をつくり、基体の鉄骨体に取り付けていく方法で建立された。左手の重さだけで16トンあるという。ブロンズ立像としては世界最大。

(4)淡路島には「世界平和大観音」高さ100mがある。1977年に島出身の実業家が建立したが、現在は廃墟になっている。撤去にも億単位の費用がかかるため手つかず状態。


 2018/08/29 (27 ヒット)

 東京の北の玄関口「上野駅」は開業130年になる。東京駅よりもずっと古い。上野駅といえば、1964年に発売されて大ヒットした伊沢八郎の「ああ上野駅」が思い出される。「どこかに故郷のかおりをのせて 入る列車のなつかしさ 上野はおいらの心の駅だ くじけちゃならない人生が あの日ここから始まった」「就職列車にゆられて着いた 遠いあの日を思い出す 上野はおいらの心の駅だ 配達帰りの自転車を とめて聞いてる国なまり」。高度経済成長の1950~1960年代を中心に、地方の中学校を卒業した生徒たちは、「金の卵」ともてはやされ、引率されて集団で列車に乗って上野駅に着いた。そして人手不足だった都市部の中小企業や零細企業や商店などで働いた。NHK朝ドラ「ひよっこ」にも出てきた風景である。当時首都圏に就職した中卒者は40万人とされる。田中角栄も中卒15歳で郷里新潟を出て、上野駅に降りてここからそのスタートをきった。


 2018/08/28 (31 ヒット)

 1600年関ヶ原の戦いの直後に伊達政宗が築城し、その後明治になるまで伊達家代々の居城となっていたのが「仙台城」である。青葉山に築かれたことから「青葉城」とも呼ばれ、ヒット曲の「青葉城恋歌」でも知られる。城は標高約200mの青葉山に築かれたが、ここは北から東にかけて蛇行する広瀬川に守られ、特に東側はそそり立つ断崖である。南には竜の口渓谷があり、西は山林でここに水源を確保した。政宗のつくった本丸は、5基のやぐらで守られており天守は築かれなかった。本丸大広間は約430畳にもなる武家御殿建築だった。二代目忠宗になって北西側に二の丸が造営され、藩政の中心は本丸から二の丸に移った。明治の大火や太平洋戦争空襲で、当時国宝だった「大手門」「脇やぐら」などが消失した。現在は昭和42年に再建された大手門の脇やぐらのみが見られる。本丸北壁には切石積みの巨大な石垣を見ることができる。


 2018/08/25 (30 ヒット)

 人工知能AIを利用した商品やサービスが次々と生み出されている。AIはArtificial Intelligenceの略であり、膨大なデータをもとに人間の能力をはるかに超える速度で答えを出すことを可能にする。AIが注目されるきっかけを生んだのは、コンピューターが大量のデータを読み込んで自ら知識を得る「機械学習」の技術である。2011年にまず、米IBMのワトソンがテレビのクイズ番組でクイズ王に勝利して注目された。2016年には「アルファ碁」が囲碁の世界トップ棋士を破った、人間の脳をモデルにした「深層学習(ディープラーニング)を使うことで人間が教えずに済むようになった。IBMのワトソンは、医療への応用でも成果を挙げている。2016年に急性骨髄性白血病患者の「原因となる遺伝子変異」を約10分で突き止めた。ワトソンは2000万本以上の医学論文や薬の特許情報データを学習している。例えば大量のデータを扱う金融業証券業は、AIとの親和性が高いとされ活用が進む。客への電話応対業務では音声認識のAIが使われ、開発が進む自動運転でもクルマ周辺の膨大な画像情報を処理できるAIは欠かせない。米ラスベガスで最近開かれた家電や情報通信の世界最大級見本市CESにおいても、今年の主役は人工知能AIである。


 2018/08/22 (30 ヒット)

 1963年時点で153人しかいなかった日本の100歳以上人口は、2017年には6万7824人まで増えた。政府の人口統計によれば、2015年に50歳だった人の10人に一人は100歳まで生きる。日本の100歳以上人口は、2050年には50万人に達するという予測がある。記録上で最も長生きしたのは、1997年に122歳で亡くなったフランス人のカルマンさんとされる。「遺伝的に定められた人間の寿命」は55歳程度だという意見がある。55歳以降の人生は、公衆衛生や栄養状態の劇的な改善と医学の発展という「文明がもたらした生」といえる。かつては「めでたい」とされた長寿だが、現在では「長生きリスク」も指摘される。日本では65歳以上の人のうち男性の13%、女性の21%が一人で暮らしている。人数で592万人である。今後「孤独死」が問題になるといわれている。また高齢者の生活を支える公的年金は、少子高齢化が進行する中で将来の年金額が大幅に減るのではないかとの不安もある。


 2018/08/19 (26 ヒット)

 骨は単に体を支える骨格にすぎないと思っていたら大間違いである。骨はカチコチのカルシウムの固まりではなく、その中はスキマだらけで骨を構成する細胞たちが活動している。人体にはほぼ200個の骨がある。人体の骨量が下がると骨はスカスカになり骨折しやすくなるが、他にも全身の老化が進んでしまうという可能性が指摘されている。骨はその内部で常につくり替えが行われているが、体内の骨量をコントロールしているのは骨が出すメッセージ物質である。骨が出すメッセージ物質は、記憶力に関係するし免疫力にも関係するので、骨は若さをつかさどる重要なものといえる。骨には衝撃を検知するセンサがあり、骨に衝撃を与える(運動など)によって健康が維持される。私たちは活動的に動いていることが重要で、これは進化の中で活動的な固体を生き残らせるためと考えられる。現代人は一日の大半を椅子に座って過ごすようになり、非活動的になってきた。


 2018/08/16 (23 ヒット)

 動物の体に備わっている「脂肪」と「筋肉」。人間の場合、体重の約7割を脂肪と筋肉が占めている。体内の脂肪細胞は、大きさ0.1ミリほどの丸い細胞である。一部に核をもちアブラを貯める油滴という袋から成る。脂肪細胞は血管からしみ出した糖やアブラを取り込んで貯めていく。この脂肪細胞は食欲を抑えるメッセージ物質であるレプチンを出しており、それが脳に届いて私たちの食欲をコントロールしている。肥満は世界中で6億人以上といわれる。日本でも糖尿病の人が1000万人に達したとされる。生物の進化において「肥満」を経験しているのは人間だけである。現在は人体として想定されていなかった状態になっている。私たちの体は「動く」ことを前提につくられている。それなのに食べ物は満ちあふれ、体を動かす必要がなくなっている。メタボになると多くの病気を招いてしまう。メタボの脂肪細胞が誤ったメッセージ物質を発して、免疫の暴走が起こるためとされる。筋肉を動かすことでこうした状況を防止できるらしい。


 2018/08/13 (26 ヒット)

 今年2018年は戌(イヌ)年である。犬は人類の祖先が最初に飼いならした動物である。犬の直系の祖先はオオカミであり、今でも犬の遺伝子の98.8%はオオカミと同じである。1万2000年前に最古の犬が人間と暮らすようになった。人間は犬に番犬としての働きを求め、犬は食料と安全を得ることができた。こうして人間は本来野生の動物を利用することを覚えた。8000年前になると犬の進化に人間が手を加えるようになった。そうして何世代もかけて狩りをする猟犬をつくりだした。またカナディアンエスキモードッグはそりを引くために育てられた種類である。犬ぞりを用いることで人類は雪上や氷上を大きく移動できるようになった。さらに牧畜に活用する犬をつくり出す。例えばボーダーコリーは、牛や羊などの家畜の群れを、守り移動させ集合させる能力を備えた。かしこい犬を選んで品種改良していったのである。2000年前以降、単なる働き手ではない新しい活用法が生み出された。愛情深い仲間にした(ペットにした)のである。そこで品種改良により犬種が増えていった。現在では世界中で5億匹もの犬が飼われており、犬種は400を超えるようになった。


 2018/08/11 (15 ヒット)

 1969年に人類で初めて月に着陸した米国のアポロ計画は、1972年までに計6回着陸した。石を持ち帰って調べたが、当時の分析では月に水はありそうにないとの結果だった。しかし最近月の南極や北極に水があることを示すデータが見つかってきた。1994年に米国が月に送った探査機「クレメンタイン」が最初に月の水をかぎつけた。氷のような状態で水があることを示す反応があったという。米国、ロシア、欧州、中国は、2020年代前半に月の極域に探査機を送り、水の無人探査をする予定という。日本のJAXAも同様の探査をめざしている。米航空宇宙局NASAは、北極だけで約6億トンの水があると推計している。この水を電気分解すれば、ロケットの離着陸に必要な酸素と水素燃料が得られる。月探査で日本が注目されたのは、2007年に打ち上げた探査機「かぐや」が、全長約50キロに及ぶ地下空洞の発見などの成果である。だが月面着陸は、2013年に中国が着陸に成功して先を越された。


 2018/08/07 (29 ヒット)

 東アフリカで誕生したホモサピエンスの集団の一部が、アフリカから旅立ちやがて日本列島にもやってきたのである。彼らが日本列島に到達したのは3万8000年前頃と推測されている。その後九州から北海道まで拡散していった。では最初の日本人はどこからどうやってたどり着いたのか?「沖縄ルート」「対馬ルート」「北海道ルート」の3つのルートがあるとされており、古い遺跡が西日本に多いことから「対馬ルート」が最初と考えられている。当時は氷期で海面は今より70~80メートル低かったので、海峡はあったが今よりも狭かった。なお北海道ルートは当時陸続きだった。現代の日本人のDNAには、縄文人と渡来人のDNAがおおむね2:8の割合で残っているとされる。大陸から大量にやってきた渡来人が稲作など新しい文化を伝え「弥生時代」をつくっていく。すでに日本に住みついていた縄文人と混じり合いながら、現代日本人の基礎となる「弥生人」が誕生したとされる。つまり今の日本人は、縄文人と渡来人という二つの人類が混じり合うことで生まれてきた。南北に分断された一部の縄文人は、渡来人との混血があまり進むこともなく、北海道や沖縄でそれぞれ独自の進化をたどったといわれる。


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