佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2020/05/03 (60 ヒット)

 南極は雪と氷におおわれた大陸である。日本からの南極観測は長い歴史があり、本年第60次隊が観測を終了した。隊員たちは海上自衛隊の観測船「しらせ」に乗船して南極をめざす。「しらせ」は海氷エリアに入ると厚さ1.5mの氷を割りながら進み、1週間かけて日本の南極観測拠点である「昭和基地」に到着する。夏になると氷の下から陸地が顔を出す。そしてその陸地には湖もあり、昭和基地の周辺には100個以上もあるという。この湖の中に潜ると、緑色のじゅうたん状になって、奥の水深10mほどの場所にはやはり緑色の突起状のものが林立している。これは「コケボウズ」と呼ばれ多数のコケやバクテリアなどなどが集まったもの。日本のチームが世界で初めて発見した。数万年も前から存在しているらしく、南極は原始地球に近い環境なので、地球の生命誕生に関する秘密が隠れているかもという。遺伝子を調べると新種のバクテリアがたくさん出てくるという。ふしぎな未知の世界だ。


 2020/05/01 (72 ヒット)

 哺乳類などは「肺呼吸」をしていて、水中にいる魚類などは「えら呼吸」をしている。人間の場合鼻や口から入った空気は、100万本以上に枝分かれした気管支を通り多数の肺胞に到達する。肺は左右に2個あってそこに3億個もの肺胞がある。その表面積合計は70~100平方メートルにもなるという。各肺胞の周りを毛細血管がとり囲んでいて、両者の間にある薄い膜を通して肺胞内部から毛細血管へは酸素が移動し、毛細血管から肺胞へは二酸化炭素が移動する。酸素は血液によって全身に運ばれる。魚類の場合も、同様に「えら」を使って水中の酸素を取り込み、二酸化炭素を排出している。「えら」には無数の微細な「ひだ」があり、ここで水中の酸素を毛細血管に取り込み、二酸化炭素を排出している。そしてすばらしいのは水の流れを一方向にしている点で、哺乳類のように吸ったり吐いたりはしない。ただし水中の酸素量は少ない。魚類の場合陸上の哺乳類などに比べて少ない酸素量ですむ。哺乳類などは「体温を維持すること」や「重力に耐えて体を移動させること」などに多くの酸素を使う。人間の場合は「脳」で大量の酸素を消費する。2019.06.05


 2020/04/30 (60 ヒット)

 地球から太陽までの距離はどれほどか?1秒間に地球を7周するという光でも、太陽までは8分19秒かかる。では太陽の大きさはどれほどか?直径で比較すれば太陽は地球の109倍もある。太陽は実は自転している。その周期は赤道付近でほぼ25日。太陽にも地球のように磁力線がある。ただその極はバラバラで、磁力線が集まってその表面を突き抜けたところが、周囲より温度が低くなって「黒点」として見える。黒点はその数も位置も毎日動いている。太陽の中心核では核融合反応が起こっており、その温度は1500万度にもなる。そのエネルギーが外側に向かって伝わっていき、温度も徐々に低下して表面では5500度ほどになる。太陽を包むようにおおっている大気が「コロナ」である。コロナの部分では温度が100万~200万度に上昇する。この不思議は「コロナ加熱問題」といわれまだ解明されていない。コロナは太陽を取り巻く気体の領域でその高度は100万キロ以上もある。太陽の縁に赤いアーチが見えることがある。これは磁場にとらえられたガスで「プロミネンス」と呼ばれる。


 2020/04/28 (58 ヒット)

 中国最初の王朝は、紀元前1700年頃に生まれた「殷」である。甲骨文字を用いた占いで神の意思を問う政治を行った。紀元前11世紀、殷王朝は滅びて「周」王朝が誕生した。周は封建制度を用いて地方を治めたが、紀元前8世紀に周も衰えた。紀元前5~3世紀は7つの国が争う戦国時代になる。その中で紀元前221年に「秦」がついに全土を統一した、中国史上最初の皇帝である「始皇帝」である。始皇帝は郡県制を採用し各地に官僚を配置した。また文字や通貨を統一し、北方の匈奴と戦った。だが15年で秦は滅びてしまう。そして紀元前202年になって「漢」が中国を統一する。郡県制と封建制を組み合わせたやり方で治めた。漢は第7代「武帝」のときに最盛期を迎える。武帝は儒学を国の学問にした。漢は大帝国に発展して400年間中国を支配した。漢の武帝の時代は、日本では弥生時代であり有名な卑弥呼が登場する300年も前のことだ。中国は日本に比べなんと歴史のある国かがわかる。


 2020/04/25 (67 ヒット)

 テレビ番組で、外国人が選ぶ日本のすごい発明品ベスト17というのを見た。日用品、食品から工業製品までたくさんの発明が、私たちの生活スタイルを変えてきた。1位は温水洗浄便座ウォシュレット、1980年にTOTOが家庭用として初めてを発売した。2位はなんとキンチョー蚊取り線香、日本だけでなく世界中で使われている。明治23年に大日本除虫菊(現キンチョー)が世界初で発売した。3位はカップヌードル、昭和46年日清食品が発売、朝ドラ「まんぷく」の安藤百福が発明した。世界80以上の国や地域で販売されている。4位は回転寿司、高級品とされていたお寿司を誰もが食べられるようにした。最初にやったのは大阪の元禄寿司。5位はレトルト食品、今では世界中で利用されている。1968年大塚食品が世界初のレトルト「ボンンカレー」を発売。6位はLED照明、価格が安くなって広がった。7位は意外にも保湿ティッシュ、日本のティッシュはすばらしいという。8位うまみ調味料「味の素」、1909年池田菊苗博士が「うま味」を発見。9位電気炊飯器、おいしいご飯を炊くための技術開発がすごい。2019.05.28


 2020/04/24 (63 ヒット)

 この宇宙においてとても不思議な存在、それが「ブラックホール」である。死の天体といわれ何物をもとらえる強い重力を有し光ですらそこから逃げられない。このたびそのブラックホールが写真でとらえられ、ニュースになった。ブラックホールの近くに来た光はその重力で曲げられて地球に届く。もっと近くの光はブラックホールの中に落ちてしまい出られない。見えないはずのブラックホールが見えたのは、周囲の光の影をとらえたからである。ブラックホールは、相対性理論を使って、物理学者のシュワルツシルトが第一次世界大戦の従軍中に予言したというからすごい人だ。しかしあまりに奇妙なのでアインシュタインすら、これを信じなかった。約5500万光年離れた場所に、太陽の65億倍の重さを持つブラックホールがあると考えられていた。地球上のたくさんの電波望遠鏡を組み合わせて高解像度を実現し、ブラックホールの写真撮影に成功した。それにしても「宇宙」とは、想像をはるかに超えた不思議な存在だ。


 2020/04/22 (86 ヒット)

 世の中のギャンブルやくじは、そのほとんどが賭ける側にとって不利になるように設定された賭けである。たとえばジャンボ宝くじで1枚を300円で買うときの期待値は150円弱しかない。期待値とは、1回の賭けでどれだけ得られると期待できるかを計算した結果。それでも多くの人がジャンボ宝くじを買う。高額当選を夢見るからだろう。2018年の年末ジャンボ宝くじの場合、1から200組にそれぞれ10万通りのくじがあり、その合計は2000万枚。1等の7億円が当たる確率は0.00000005である。7等の300円でも確率は0.1しかない。300円×10枚を買った場合の期待値は1475円である。スマホ決済サービスPayPayが2018年に行ったキャンペーンで、期間中にスマホ決済をすれば10回、20回もしくは40回に1回の確率で購入額の全額を返金するというものがあった。例えば20回に1回全額返金キャンペーンで5万円の買い物をしたとする。運が良ければ5万円が返ってくる。しかしその期待値を計算すれば、実は「5%還元」というありふれたものと同じになる。


 2020/04/21 (56 ヒット)

 日本の国技といえば誰もが「相撲」と答えるが、公式には国技とは規定されていない。相撲の原型ができたのは江戸の初期で、当時は「抱え相撲」といって大名たちが相撲とりを抱えて相撲をさせて見学していた。相撲とりは庶民から選ばれたので、庶民の間では道端で勝手にやる「つじ相撲」が流行し、土俵もなく投げ相撲だったので危険でけが人も出た。幕府は江戸での相撲を禁止した。禁止された中で「力士」の呼び方が始まり、「武士」のように礼節と品格を備えた相撲取りであるべきとした。禁止令から35年後、相撲興行が幕府から認められる。土俵がつくられ、勝負技に「押し出し」「寄り切り」が誕生し安全なものになった。当時の番付表で一番上は「大関」だったが、これは実力本位ではなく年功序列の位置だった。当時のスター力士が宮城県出身「谷風」で、関脇だが4年間負けなしの63連勝という強さだった。この谷風に締め縄のような綱をつけた化粧まわしをさせて、「横綱」という呼び方をさせ人気を盛り上げた。あくまでも横綱は階級ではなく称号だった。明治24年になって両国に相撲常設館を建設し、その命名をまかされたのが当時の尾車親方。彼はそこに「国技館」という大胆な名前をつけた。日本人の心に「守るべき大切な伝統」意識を持たせることになり、「まわし」や「まげ」が維持されている。2019.05.22


 2020/04/17 (68 ヒット)

 月ははるか昔から人々に身近な存在であった。月の直径は日本の最北端から最西端までの距離3000キロにほぼ近い。月は常に同じ面(表面)を地球側に向けている。月の表面には「海」と呼ばれる黒く見える領域が多いが、裏面にはこの「海」領域はほとんどない。月には大気がないので隕石が月面に直接衝突して多数のクレーターを形成している。月の起源についてはいくつもの説があるが、有力なのが「ジャイアントインパクト説」である。火星サイズの巨大天体が原始地球に衝突し、その際に飛び散った残がいが集まって月が形成されたというものだ。アメリカの月面探査「アポロ計画」では、1969~1972の3年間で計6回にわたり月面に人を送り込むことに成功した。アポロ計画の大きな成果のひとつが月の砂や岩石を大量に地球に持ち帰ったことだ。2019年には中国の月面探査機が、月の裏側への着陸に世界で初めて成功した。月面の様子は、NASAの月面周回衛星LROが多くの写真を送ってきてくれる。最近では月に水が存在することがわかってきた。


 2020/04/15 (75 ヒット)

 現代医療において、結核、脳炎、髄膜炎、敗血症、梅毒などの細菌感染症を治療するのに「抗生物質」は欠かすことができない。だが抗生物質は細菌を殺す薬であり、風邪はほとんどがウイルス性なので風邪に抗生物質を使用するのは意味がない。世界で最初の抗生物質は、1928年イギリスのフレミングによって偶然発見された。黄色ブドウ球菌を培養していた容器に、誤ってアオカビを混入してしまった。するとアオカビの周囲には細菌が生存できない領域ができていた。こうしてアオカビから「ペニシリン」がつくられ、1943年頃から医薬品として使用されるようになって、「奇跡の薬」として数多くの命を救ってきた。現在ではさまざまな抗生物質が開発されており国内で使用されるものは100種以上ある。実は近年抗生物質は、その半分以上が動物に使用されている。ウシ、ブタ、ニワトリなどに使用されているが、逆にそのことが薬剤耐性菌をつくりだしているといわれる。ちなみに風邪の原因とされるウイルスは200種以上存在する。風邪の治療で最も重要なのは、安静にして睡眠や休養を十分にとることだ。


 2020/04/14 (74 ヒット)

 世界中で毎日同じ時間に風船を上げて風を観測しており、気象予報などに活用されているという。日本で16か所、世界で800か所の風の情報が共有されているのはすごい。空気には重さがありそれが「気圧」になる。その重さはなんと1平方センチ当たり約1キロもある。気圧は標高で異なり山の上では小さくなる。風は気圧の高いところから気圧の低いところへ移動する空気の流れである。地上でも上空でもいろんな場所で空気が移動して風をつくっている。「風」とは気圧差のある地域間でバランスをつくろうとして発生するもの。上空に浮かぶ雲の正体は?と尋ねると「水蒸気」という答えが返ってくるが、水蒸気は透明で雲は白く見えるからそれは違う。雲の正体はとても小さな水滴や氷の粒の集まりである。それが上昇気流によって浮いていられる。空気は上昇すると温度が下がる。上空では気圧が下がるので空気は膨張してさらに温度が下がる。こうして水蒸気は水滴や氷の粒になる。これらの粒が集まって大きくなると重くなって落下するが、その途中で雨になる。2019.05.17


 2020/04/11 (79 ヒット)

 南部鉄びんの本体部は鉄鋳物である。砂型である鋳型に、溶けた高温の鉄を流し込んでつくる。南部鉄びんは茶釜が発祥で、その歴史は平安時代に京都の鋳物師を招いたことから始まる。地元には良質の砂鉄があり鋳型に適した粘土や砂もあったことから、南部藩が奨励した。南部鉄びん作りでは「うるし」が欠かせない。岩手は良質なうるしの産地でもある。うるしは熱にもサビにも強い。南部鉄びん特有の工程のひとつが「釜焼き」である。800℃の炭火の中に鉄びんを入れて熱することで、酸化被膜をつくる。二つ目はうるしによる着色である。300℃に熱して本うるしを塗る。ただこれでは光沢があるので、次に「おはぐろ」という液体を熱いうちに塗り込む。鉄さびとお茶の汁を混ぜたもの。こうして使い込んだような風合いを出す。南部鉄びんの取っての部分は「つる」と呼び、専門の鍛冶屋がつくる。切断した鉄板を加熱しながら叩いて丸めて、中空の湾曲した棒状体をつくりだす。


 2020/04/09 (69 ヒット)

 明治新政府は、江戸時代の300藩に対して「廃藩置県」を断行することを決定。しかし当時全国の藩は借金まみれだった。借金は平均藩収入の3年分もあった。そこで新政府は借金を肩代わりする条件で「廃藩置県」を受け入れさせようとする。しかし政府には全く蓄えがなかったので、大きな反乱が起こることが予想された。この問題対策担当として白羽の矢を立てたのが「渋沢栄一」である。渋沢はまず全国261藩の借金総額を把握する、それは現在にして1兆6000億円もの大金だった。次に借金を仕分けして優先順位をつけた。ほとんどは国内の商人からだったが、外国からの借金を第一優先とした。商人たちの借金証書で1844年より古いものは引き受けを拒否することにした。こうして4000億円まで絞ったが政府には全く金はなかった。渋沢は以前にフランスの公債を購入した経験があった。大名が倒れた今は商人たちにも変わってもらわないといけないとして、幕府時代の借金証書を25年と50年の「公債証書」と引き換えにして商人たちに渡すという方法を編み出す。明治政府が将来の返済を約束する「公債」で市民から借金をする。そして「この証書の売買は自由」とすることで新たなビジネスを提案した。日本資本主義の父と言われた渋沢栄一は、次の1万円新札の肖像になる。


 2020/04/07 (71 ヒット)

 5000年前に始まり3000年間続いたのが古代エジプト文明である。そこで神の化身とされた王たちはファラオと呼ばれた。最盛期に王国を率いたファラオがツタンカーメンである。ツタンカーメンのミイラがかぶっていた「黄金のマスク」は人類史上最高の宝として有名だ。だがツタンカーメンの墓に眠っていたのは4000点を超える秘宝で、ミイラは大量の黄金とともに眠っていたのだ。カイロから500キロ南にある「王家の谷」は歴代ファラオたちが眠る場所である。そこで約100年前にイギリスのハワード・カーターが世紀の大発見をした。ついにツタンカーメン王墓の入り口を見つけ、17年をかけて調査した。墓は4部屋からなり前室には黄金の輝きをもつ玉座、ベッド、厨子、戦車など大量の副葬品が見つかる。玄室には長さ5.4mの巨大な箱(厨子)があった。第一の厨子の中には第二の厨子、その中に第三の厨子、さらに第四の厨子、いずれも金箔に文字や絵や浮彫がある。第四の厨子の中に石棺があり、その中からは人型の棺、そしてこれも第一の人型棺の中に第二の人型棺、さらに第三の人型棺があった。第三の人型棺は全身が純金製で1枚の黄金板をたたいてつくられていた。使われた金は110キロにもなる。第三人型棺から見つかったのが「黄金のマスク」である。エジプトの大量の黄金の供給地は、ナイル川上流スーダンとの国境近いヌビアであった。ヌビアでは毎年250キロもの金がとれた。


 2020/04/06 (58 ヒット)

 近代の天皇制は明治政府によって築かれた。1853年ペリー率いる軍艦4隻が浦賀に来航し開国を迫る。結果的に江戸幕府の権威は失墜する。そこで明治政府は討幕のための「神輿(みこし)」として天皇をかついだ。幕府を倒すために天皇をかついだのである。1889年に大日本帝国憲法が制定される。その1条には「大日本帝国は万世一系の天皇これを統治す」とある。天皇の統治を一般に浸透させるために使われたのが、「教育勅語」と「軍人勅諭」であった。特に教育勅語は、人々の内面に深く入り込んで「天皇の神格化」が進むことになる。天皇は「現人神(あらひとがみ)」とされた。太平洋戦争は天皇の名のもとに行われたといえる。その天皇は終戦後になって「人間宣言」をする。連合国軍総司令部GHQは、占領政策を円滑に進めるために、「象徴」として天皇制を残した方がよいと判断した。この「象徴」とは何か?定義は定まらないまま1947年に新たな日本国憲法が施行された。1989年に時代は平成に変わる。平成天皇はあるべき象徴天皇像を求め、「国民に寄り添い安寧と幸せを祈る」という象徴天皇像を確立したといえる。2019.05.12


 2020/04/04 (88 ヒット)

 天皇家に伝わり日本神話に由来するという「三種の神器」は天皇家の宝である。その三種の神器を、仙台の天皇から新天皇に引き継ぐ儀式が「剣じ等承継の儀」である。三種の神器とは、(1)やたの鏡、(2)草薙の剣、(3)やさかにの勾玉、の3つ。これらはいつつくられたのかもわからず、天皇さえもその姿を見たことはないとされる神秘のもの。儀式においては形代(かたしろ)というレプリカが使われる。この「鏡」は、照大神が天岩戸に隠れて世界が闇に包まれてしまった際に、天照大神を誘い出すためにつかわれたとされる。この「剣」は、伝説ではヤマタノオロチの尾から生まれたとされる。「剣じ等…」の等とは「御じ」と「国じ」のことで、いずれも「印」で純金製で重さ3.5キロ。(1)やたの鏡は伊勢神宮にご神体として納められている。(2)草薙の剣は熱田神宮にご神体として祀られている。(3)やさかにの勾玉は皇居の「剣じの間」に大切に保管されている。


 2020/04/03 (60 ヒット)

 家庭用太陽光は2009年にその余剰分を大手電力が買い取る制度が始まった。だが期間は10年のため、家庭用太陽光発電は、固定価格買取り制度による高額の買取りが順次終了する。年内には原発2基分にあたる約200万キロワットがこの「FIT」を卒業する。2023年までの累計は約670万キロワットになる。そうした家庭が今後とる方法は3つ。(1)蓄電池を活用して自家消費、(2)大手電力と買取り契約を結ぶ、(3)新電力と買取り契約を結ぶ。家庭が売電を続けるには売電契約を結び直すことになるが、問題は買取り価格である。関西電力は「卒FIT」電気の買取り価格を1キロワット時あたり8円と示した。四国電力は7円。2020年度までに「卒FIT」を迎える家庭は、これまで48円で売っていたので大幅に下がることになる。新電力のシェアリングエネルギーは8円で買い取る。積水ハウスは自社で販売した太陽光発電付きの住宅に限って11円で買い取る。


 2020/04/01 (85 ヒット)

 700年前日本は「黄金の国ジパング」と呼ばれた。日本最古の黄金製品は、有名な国宝「金印」であるが、これは中国の皇帝から送られたもの。天変地異が続いたことから聖武天皇は、743年に黄金で輝く大仏の建立を命じた。こうしてつくられたのが奈良の大仏である。そのためには60キロの黄金が必要だったが当時「金」は全て輸入品だった。そんなとき「みちのく」で金が見つかったという知らせが都に入る。宮城県の涌谷町で砂金が発見されたのだ。ここで大仏建立時に13キロがとれた。さらに各地で金が見つかるようになり、結果的に輝く大仏は建立された。特に奥州は金の一大産地だった。平安の終わりに藤原清衡は中尊寺金色堂を建立する。ここでは30キロもの金箔が使われた。戦国時代になると各地で金がみつかるようになり、ゴールドラッシュになる。年間2トンもの金がとれた。この金山を支配して金を獲得したものは権力をも獲得した。秀吉は100キロの金を使って「黄金の茶室」をつくった。徳川時代に金は貨幣として流通する。大判小判である。2019.05.03


 2020/03/31 (79 ヒット)

 カイコはチョウやガと同じ仲間の昆虫である。東アジアに生息していたクワコという虫を品種改良し、5000年前に中国で家畜化されたもの、それがカイコである。カイコは人間によって、絹糸をとるという目的に特化して改良され飼育されてきた。カイコはカイコガの幼虫であり、卵⇒幼虫⇒さなぎ⇒成虫と形を変える。幼虫はそのままでは大きくなれないので4回の脱皮を通して成長する。幼虫は4回目の脱皮をした後、まゆをつくる。糸を吐いて自分の体を包み、2日かけてまゆをつくる。このまゆの中で幼虫はさなぎになるが、人間がまゆをお湯に入れて加熱してしまうので幼虫は死んでしまう。カイコにはエサを食べる口と糸を吐く口の二つの口がある。カイコは桑の葉を食べて絹糸腺という器官で、絹のもとになるたんぱく質をつくる。中国や日本はある時代絹糸を輸出して大きな利益を得ていた。


 2020/03/30 (56 ヒット)

 平成に入って少子高齢化が進む中、新たな家族になったのが犬や猫といったペットたちだった。1987年には686万匹だった犬の飼育数は、ピークの2008年には1310万匹に達した。犬の立場は、外飼いの「番犬」からペットショップで買って室内でともに暮らす「家族」へと位置づけを変えていった。ペットショップは各地で増加し、ペットビジネスが大きく成長した。エサは栄養バランスが考慮されたドッグフードが主流になった。そして平成の半ばになると、今度は猫ブームがやってきた。2017年には猫の飼育数が犬の飼育数を追い抜いた。猫はSNSや動画投稿サイトでかわいいと人気が上昇した。かつては自由に家を出入りした猫だが、完全室内飼育が推奨されるようになった。実はイギリスやアメリカでも同様に猫の飼育数が犬を逆転した。2018年の犬猫合わせた飼育数は推計1855万匹で、15歳未満の子どもの数を超えている。


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