佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2020/05/30 (31 ヒット)

 世界最大のサンゴ礁、それがオーストラリアのグレートバリアリーフである。面積は日本列島とほぼ同じ。そこで年に一度見られる奇跡の絶景が、「サマースノー」と呼ばれるサンゴの一斉大産卵である。ここのサンゴは400種以上。大きく見えるサンゴも、実はとっても小さいイソギンチャクに近い動物の集合体である。一つの個体の大きさはわずか数ミリ、それぞれが体の周囲に石灰質の骨格をつくり、分裂して増えながら大きなサンゴを形づくる。流れてくるプランクトンを触手で捕まえて食べる。11月満月の数日後に、サンゴから大量の小さい粒が放たれ海の中に雪が舞うようにして、海面に向かって流れていく。この粒は中に卵と精子が詰まったカプセルで、水面に浮かぶとカプセルから卵と精子が外に出て受精が起こる。満月で大潮の時は潮の流れが速くなるから、卵をより速くより遠くまで運ぶことができる。2019.07.09


 2020/05/29 (51 ヒット)

 夏になると花火の季節だ。花火の色は化学でつくられている。花火でいろいろな色の光を生み出しているのは「光を放つ金属元素の違い」である。金属原子は熱エネルギーを受けると一時的に不安定状態になり、安定な状態に戻るときに元素ごとに特有の色(波長)の光を放出する。例えばバリウムは黄緑色、カルシウムはオレンジ色、ガリウムは紫色、リチウムは赤色、銅は青緑色といったぐあいに。これは「炎色反応」と呼ばれる。花火師はこれらの金属元素を含む炎色剤を調合することで、さまざまな色のきれいな花火を生み出す。江戸時代までの花火は今のようにカラフルではなく、黒色火薬の燃焼による暗いオレンジ色が主だったという。コンサート会場などで観客が振る「ケミカルライト」は、内部に電池などはなくポキッと折ることにより光り始める。2種類の溶液が混ざることで起こる化学の光である。ホタルの発光もルシフェラーゼという酵素のはたらきによる化学発光である。


 2020/05/27 (45 ヒット)

 単細胞生物である「粘菌」は、世界中で私たち人類の身近に存在している。「変形菌」とも呼ばれる。はるか昔から地球に生息する生物である。粘菌は周囲の条件がよくて食べ物がありさえすれば、どんどん大きくなりメートル級にまでなる。それでも細胞は一つである。アメーバ運動で常に形を変えながら広がっていく。広がる速度は1時間に1センチ。湿った場所が好きで光を嫌う。最近はネットで販売されていてペットに飼う人もいる。一般の多細胞生物は一つの細胞に一つの核をもつが、粘菌は単細胞ながら大量の核をもっているから、切断分離してもそれぞれが成長し子孫を残すことができる。アメーバ状の「変形体」はきのこ状の子実体に変身し、中に蓄えた胞子を放出して生育域を拡大する。1個の細胞でありながら、形や機能が異なる複数の部分を構成しているから不思議だ。実に豊富な種類があって千差万別らしい。


 2020/05/26 (55 ヒット)

 1601年に伊達政宗が仙台城築城を始めたときに、鬼門封じのために現在の第二合同庁舎あたりに寺を開基した。その参道として整備されたのが「仙台定禅寺通り」である。しかし明治の廃仏毀釈で寺は廃寺になった。1945年の仙台大空襲でまちは大きな被害を受けた。その復興土地区画整理事業で、定禅寺通りは46メートルに拡幅された。1958年にケヤキの植樹が始まった。そして今では両側の歩道と道路中央の緑地に計4列のみごとなケヤキ並木が続く。ビルの5階あたりまで伸びた約160本の木々からなる。定禅寺通りの緑道には3体の彫刻像が立つ。1986年からは冬の期間に光のトンネルが現れる。「SENDAI光のページェント」はLED60万個の電球が光る。1991年からは「定禅寺通りストリートジャズフェスティバル」が行われている。いずれも仙台市民が手作りで始めた。


 2020/05/25 (55 ヒット)

 江戸の浮世絵師である東洲斎写楽は「なぞの人」だ。江戸時代、役者や関取の絵を描いた浮世絵は大変人気があった。今でいうブロマイドであり美化して描くのが通常だった。そんな1794年に突如、無名新人の浮世絵が、人気版元であった蔦屋から発売された。それもデビュー作で一度に28枚を一挙に出版した。それまでの役者浮世絵とは異なり、上半身だけを描いた「大首絵」で役者を美化することがなかった。背景には黒雲母が使われた。作者は東洲斎写楽。だがこの新しい浮世絵は庶民に受け入れられなかった。異端の一発屋だった。合計で100枚余の浮世絵を描いたが、デビューからわずか10か月で姿を消した。この写楽が何者であったのかはわかっていない。八丁堀に住む能役者だったという説が有力。100年後になってヨーロッパで、写楽の浮世絵が高い評価を受けることになった。2019.07.03


 2020/05/24 (55 ヒット)

 最近は「100年安心年金」が話題になっている。「100年安心」は、決して「私が暮らしていける額の年金をもらえる安心」ではない。「年金100年安心プラン」ということばは、2003年に総選挙向けに公明党が打ち出したもの。年金制度に大きな転機があったのが2004年。それまでは「年金をどれだけ渡すか」を前提にして保険料を決めていたが、これ以降は現役の保険料負担の上限を定めその範囲内で年金を配ることにした。合わせて「マクロ経済スライド」という年金の抑制策を導入した。これは物価や賃金の伸びに合わせて毎年改定される年金額の水準を、働く人の減少と平均余命の伸びに応じて自動的に引き下げる仕組みである。この仕組みを使って将来の給付と負担のバランスがとれる見通しがつくまで抑制を続ける。抑制終了後は抑制の水準に維持して「約100年間でバランスをとる」というもの。そのモデル世帯に設定したのが厚生年金の夫と専業主婦の妻というモデルで、2人分の年金が現役世代の平均的手取り収入の50%を切らないというもの。それにしてもわかりにくい。


 2020/05/23 (50 ヒット)

 「新卒一括採用」「終身雇用」「定年制」というのが、日本で続いてきた雇用環境だったが、変化してきている。政府は「70歳定年」を打ち出した。半世紀前には定年は55歳だった。2013年に希望者については65歳まで雇用するように義務付けた法律が施行された。60歳で定年を迎えた後、希望者は契約社員として65歳まで働けるというケースが多い。そもそも定年は世界共通の制度ではない。日本で初めて定年が設けられたのは1887(明治20)年。海軍の火薬製造所で「55歳定年」の記録が残っている。明治後期から昭和にかけて民間企業にも定年制度が普及した。健康で働ける限り何歳までも働きたいという人がいる一方で、定年後には自由な時間をもって趣味などをやりたいという人もいる。テレビでいろいろな分野の職人などが、70歳80歳を超えても働いている姿を見るが、すばらしいと思う。いつまでも社会に求められて働けるなら最高だろう。


 2020/05/22 (47 ヒット)

 時刻の決め方には「定時法」と「不定時法」がある。一日を24等分して時刻を決めている現在の方法が「定時法」である。「不定時法」とは、一日を昼と夜に分けそれぞれを等分して時刻を決める方法である。江戸時代には、日の出約30分前を「明け六つ」、日没約30分後を「暮れ六つ」とし、それぞれを昼6等分夜6等分して一刻(いっとき)とした。一日は12刻である。不定時法では「一刻」の長さが季節によって大きく変化する。江戸時代の庶民は、「太陽が昇る」「太陽が沈む」を生活のリズムとして暮らしており、時刻の誤差を問題にはしなかった。不定時法に対応する時計を基にして寺の鐘が鳴らされた。その時鐘ネットワークがつくられて庶民は鐘の音で時刻を知った。江戸時代の時刻の呼び方は2種類があった。ひとつは真夜中の一刻から順に、子丑寅卯……亥の12子を順に割り当てたもので、もう一つは九~四の6個の数字を真夜中の一刻から順に二回り割り当てたもの。「お江戸日本橋七つ立ち」は夜明け前の七の刻に出発することをさした。2019.06.26


 2020/05/21 (50 ヒット)

 仏教、キリスト教と並ぶ世界三大宗教のひとつが「イスラーム」である。イスラームは、ユダヤ教とキリスト教に影響を受けて生まれた。唯一の神だけを信じ、信者は全て神の前で平等であるとする。教えは偶像崇拝を禁止している。現在イスラームの信者数はおよそ16億人にのぼるという。「メッカ」はイスラームが誕生した聖地である。ここにあるカーバ神殿には世界中から多くの信者が巡礼に訪れる。このメッカで570年にムハンマドが生まれた。ムハンマドは610年頃ヒラー山にこもり瞑想に入る。そしてある日、唯一絶対の神「アッラー」の言葉が伝えられた。ムハンマドは神のことばを伝える預言者となった。徐々に信者を増やしムスリムによる共同体を形成、兵力を整え630年にメッカを征服してイスラームの聖地とした。その後アラビア半島を統一する。ムハンマドの死後、その言葉は書物にまとめられ「聖典コーラン」となった。


 2020/05/20 (51 ヒット)

 ニワトリは約2000年前に朝鮮半島から伝わった。その卵を一般に食べるようになったのは江戸時代から。ニワトリの卵は、卵殻(カラ)、卵殻膜(カラの内膜)、卵白(白身)、卵黄(黄身)からなる。卵殻は内部を保護する役目で94%が炭酸カルシウムからなる。そして卵殻にはたくさんの小さな穴(気孔)があいている。卵白は9割が水分で残りがたんぱく質、卵黄は約半分が水分で残りが脂質やたんぱく質からなる。卵を割るとひも状の白い部分があるが、これは「カラザ」といって卵黄を卵の中心部に保持する役割を持つ。もしかして卵黄の部分がひよこになると思っていませんか?卵黄の表面部に小さな白い斑点があり、これが胚盤である。受精卵の場合この胚盤がやがてひよこになる。卵黄や卵白は胚盤が成長するために必要な栄養となる。卵黄は卵が割れてひよこになった後も栄養として作用する。そして卵白にはもう一つ大事な働きがあり、それは細菌や雑菌から卵黄を守ることである。卵黄は卵の中心部に位置することで、卵白によって細菌類から守られているのである。


 2020/05/19 (45 ヒット)

 1868年にフランスのルクランシェが、現在の乾電池の原型となるものを発明した。正極に二酸化マンガンを、負極に亜鉛を用いて、電解液として塩化アンモニウム水溶液を使ったものである。ただ液体を使用していることから、使う上では制約があり不便であった。1888年にドイツのガスナーは、ルクランシェ電池の欠点を解消する新しい電池を開発した。正極の二酸化マンガンに炭素粉末を加え、塩化アンモニウム水溶液は石こう粉末を混ぜてペースト状にした。これで電池を横にしても液こぼれの心配はなくなった。ダイナマイトの発明を思い起こさせる。これが現在の「マンガン電池」である。現在市場において使われている乾電池には、「マンガン電池」と「アルカリ電池」とがあり主流は後者になっている。アルカリ電池は、電解液に水酸化カリウムを使用しており、これが強アルカリなので「アルカリ電池」と呼ばれる。アルカリ電池はマンガン電池に比べて約2倍長持ちする。ちなみに乾電池のサイズは、単一から単四がよくしられるが、実は単六型まである。2019.06.22


 2020/05/18 (54 ヒット)

 42年前に打ち上げられた米国の探査機ボイジャー2号が「太陽圏」を脱出して、現在太陽系の外に向けて飛行中である。ボイジャーは1977年、惑星探査のため2号1号の順で打ち上げられた。太陽圏とは、太陽風が届く半径180億キロの空間をさす。ボイジャーは秒速15~17キロという高速で飛んでいるが、太陽系を脱出するのは3万年後になる。太陽系とは太陽の重力が及ぶ範囲を指す。太陽系外に向かう探査機には、未知の生命との遭遇に備えたものが搭載されている。2機のボイジャーに搭載された直径30センチのゴールデンレコードには、動物や鳥などの声、世界55か国の言語、クラシックやジャズ音楽、地球や動物の画像などが記録されている。再生のための針とカートリッジもある、つまりアナログである。実は1972年と1973年に打ち上げたパイオニア10号と11号が、最初に太陽系外に向かった探査機である。その機体には男女の裸の姿や太陽系を描いた金属板が装着されている。


 2020/05/18 (134 ヒット)

 我が国最古の貨幣といえば、「和同開珎(わどうかいちん)」であった。史書「続日本記」には、708年に武蔵の国秩父郡にて和銅が発掘されて、元明天皇がこれを祝って元号を「和銅」に改め、「和同開珎」を鋳造したとある。しかし1999年になって、奈良県飛鳥池遺跡の発掘調査で見つかった「富本銭」が、和同開珎に先がけてつくられた日本最古の貨幣だとわかった。ただ、「富本銭」は藤原京とその周辺の経済圏で流通したのに対して、「和同開珎」は全国流通をめざして本格的に大量に発行された通貨であった。「和同開珎」の出土遺跡は、北海道から九州まで784か所に及んでいる。「和同開珎」の発行は、平城京の造営や和銅改元とともに律令国家の形成に欠かせない政策であった。埼玉県には和銅採掘遺跡がある。ここで産出した銅は、「にぎあかがね」と呼ばれ、純度が高く精錬が不要な自然銅だったという。「和同開珎」に対しては当時もニセ金が横行したらしい。


 2020/05/16 (51 ヒット)

 日本列島は、6500万年前までの恐竜の時代には存在しなかった。ユーラシア大陸の東端にある大地だったが、2500万年前に大陸から分離した。島と大陸の間は日本海になった。日本列島は、北アメリカプレートとユーラシアプレートという2つの大陸プレートの上にあり、その東側にある太平洋プレートと南側にあるフィリピン海プレートという2つの海洋プレートが、上記2つの大陸プレートの下に沈み込んでいる。日本列島は、世界でも珍しい4つのプレートが交わるエリアに存在する。沈み込む海洋プレートによってマグマの形成が行われ、大陸プレートの境界部には多くの火山が生まれる。こうして日本列島は火山が多く、東西方向に圧縮されて隆起した部分が山となり、国土の7割が山地になった。短く急こう配の河川が多い。フィリピン海プレートの一部分がとがって大陸プレートに入り込んでいる部分が伊豆半島である。実は伊豆半島は、元々島だったがプレートの移動で日本列島にぶつかったものである。


 2020/05/14 (49 ヒット)

 通常私たちの体を構成する細胞は、増え過ぎないように適切に制御されている。その制御が効かなくなり無秩序に増え続けてできた細胞のかたまりが「腫瘍(しゅよう)」である。腫瘍には良性と悪性があり、悪性腫瘍は血液やリンパ液を介して全身に移動でき、移動先の臓器でも増え続ける。これが「転移」である。こうした悪性腫瘍に加えて、血液細胞が無秩序に増殖する白血病などを合わせたものが「がん」である。細胞が増え過ぎないように制御している遺伝子に、変化が起こると細胞は増え続けてしまう。これが「がん」の原因であり、がんは遺伝子に変化が起きた細胞の病気である。現在のがん治療は大きく3種ある。(1)手術療法、(2)放射線療法、(3)化学(薬物)療法。新たな治療法として注目されているのが、がんの遺伝子を調べ遺伝子に合わせた薬を使う方法である。それが「分子標的薬」であり、がん細胞だけに存在する異常なたんぱく質にターゲットを絞るもの。2019.06.15


 2020/05/14 (45 ヒット)

 近年は夜が明るくなって「天の川」も見えにくくなっている。「天の川(英語でGalaxy)」は、多数の星が帯状になって見えるもので、具体的には上から見れば丸い形の銀河系を横から見ているもの。銀河系は、1000億個ほどの星が、直径10万光年で厚さ数千光年の円板のような形に集まったものである。ちなみに太陽系はその中の一部に存在している。宇宙にはこうした銀河が他にも多数存在しているというから、宇宙の大きさは想像すらできない。天の川銀河に比較的近い位置にあるのが「ケンタウルス座A」で強力な電波を放っている。銀河円板の中心部には巨大なブラックホールがある。ブラックホールは、大量の物質が狭い範囲に密集した結果できるもので、そこからはどんな物体も光すらも出てこられない。天の川をはさんで会えなくなっている「織姫」と「彦星」が、7月7日だけ会えるのが七夕である。「織姫」はこと座のベガという一等星であり、「彦星」はわし座のアルタイルという星である。


 2020/05/12 (49 ヒット)

 今「塩こうじ」や「甘酒」が人気らしい。日本は発酵食品大国であり、その種類は世界一と言える。大昔の人々が「腐っているかもしれないけどいい匂いがするから食べてみよう」というチャレンジから始まったのだろう。日本の発酵食品の秘密は「こうじ」にある。「ニホンコウジカビ」というのは日本にしかいない微生物である。これは非常に扱いが難しい。この微生物の力を借りて時間をかけて、日本酒や味噌やしょうゆなど食品をつくる文化がつくられた。1300年前奈良時代の播磨国風土記に、神様にそなえた蒸した米にカビが生えそれを用いてお酒をつくったとの記述があるらしい。謎の発酵食品と言われるのが「ふぐの子」である。金沢で江戸時代から奇跡の食品といわれてきた。猛毒をもつふぐの卵巣を、発酵させることで食べることが可能な食品にしている。そのやり方は江戸時代から一切変えていない。そして毒がなくなるメカニズムは今も不明だ。日本全国に多種多様な「○○漬け」があり、微生物の力でおいしくなり保存可能になる。


 2020/05/11 (50 ヒット)

平成元年:消費税3%が始まる。日産スカイラインGTRが復活。

平成2年:軽自動車の排気量が550ccから660ccに拡大、全長も3.2mから3.3mへ。

平成3年:バブル崩壊。

平成5年:スズキワゴンR登場、

     軽ワゴンジャンルを切り開いた革新のクルマで2003~2011年の軽自動車販売台数1位。

平成8年:ホンダステップワゴン登場、8人乗車を普通にしたミニバンブーム立役者。

平成9年:消費税5%に。世界初の量産型ハイブリッド、トヨタプリウス登場。

平成10年:軽自動車の全長3.3から3.4mに、全幅も1.4mから1.48mに拡大。

平成13年:ETCの全国一般向けサービス開始。

平成15年:マツダRX8、ロータリーエンジン搭載の存続をかけた。

平成17年:世界的高級車ブランド「レクサス」国内販売開始。

平成21年:量産電気自動車、三菱i-MiEV登場。

平成22年:登録車として国内初の量販型電気自動車、日産リーフ登場。

平成26年:消費税8%に。市販車では世界初のセダン型燃料電池自動車トヨタMIRAI登場。

平成28年:国産車初の自動運転「レベル2」日産セレナ登場。


 2020/05/08 (50 ヒット)

 原子爆弾や原子力発電、これらは「放射線の発見」から始まった。見つけたのは女性科学者マリー・キュリー、すなわち女性初のノーベル賞受賞者である。マリーは1867年ポーランドで生まれた。24歳でパリの大学に入学。1895年にはピエール・キュリーと結婚し、ピエールの物置小屋を実験室にして、目に見えない光線の研究に没頭する。1898年に論文を発表、ウランは目に見えない光線を発し続けるが、それまでの「原子は変化しない」という常識では説明できない、原子そのものが変化することで光線を出すのだとした。マリーたちは大量のあらゆる種類の鉱物を調査して、その中についに0.1グラム含まれていた未知の放射性元素を発見した。放射線の強さはウランの100万倍に達した。マリーはこの元素を「ラジウム」と名づけた。1903年に夫婦はノーベル賞を受賞。ラジウムが出す放射線は細胞を壊すことがわかり、がん細胞を殺せる可能性を示した。1906年ピエールは馬車にひかれて死亡、46歳だった。マリーは研究者として放射能に執着するようになった。そして1911年には二度目のノーベル賞を受賞する。1934年に66歳で亡くなった。死因は放射線被ばくによる貧血であった。なんとマリーの長女イレーヌも放射能の研究を行い、母と同様に夫婦でノーベル賞を受賞しているのは驚きだ。2019.06.08


 2020/05/05 (53 ヒット)

 地球よりも太陽に近い惑星が「水星」と「金星」である。水星は秒速47キロという高速で太陽の周りを動いている。水星は岩に包まれた巨大な鉄のかたまりで、強力な磁場が発生している。これまで水星に到達した探査機は二つ。1973年打上げのマリナー10号は、地上700キロの地点まで到達し写真撮影した。2004年打上げのメッセンジャーは、水星の周回軌道に到達して水星の全エリアを撮影し、北極と南極に氷の存在がわかった。一方金星に関する情報の多くは旧ソ連から伝えられた。金星は地球とほぼ同じ大きさで、分厚い大気に覆われ地球からはこの外側大気しか見えない。旧ソ連は1960年代から次々と探査機を打ち上げ、1970年打上げのベネラ7号は金星地上に着陸し、溶けるまでの50分間データを送信した。地表温度は500度、気圧は地球の75倍。大気ガスの温室効果で高温になっている。日本も金星観測衛星「あかつき」を打ち上げた。


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