佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)
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 2020/06/18 (25 ヒット)

 「みそ」と「しょうゆ」はとても関係が深く原料もつくりかたもよく似ている。いずれも主原料は大豆で、日本の「こうじ菌」を用いた発酵食品である。しょうゆの原料は、大豆、小麦、食塩である。みその原料は、大豆、米、麦、食塩である。しょうゆが発明されたのは鎌倉時代だが、庶民に普及するのは江戸時代に現在の千葉県野田市にしょうゆの一大産地ができて、大量に江戸に運ばれるようになってから。しょうゆの普及で、握り寿司、ウナギかば焼き、てんぷら、そばなどが同時に普及した。鎌倉時代に覚心というお坊さんが、宋に渡って禅宗を学び帰国後に、和歌山県に「金山寺みそ」の作り方を伝えた。金山寺みそとは、夏野菜が入ったおかず味噌の一種である。この金山寺みそが発酵時の上澄みを、なめてみたところおいしかったというのが、しょうゆ発明につながったそうだ。ちなみにしょうゆの種類は5つあり、こいくち、うすくち、たまり、さいしこみ、しろしょうゆで、全国消費量の8割を「こいくち」が占める。キッコーマンしょうゆの売り上げは国内より海外が多いらしい。2019.8.15


 2020/06/17 (28 ヒット)

 私たちはパソコンのキーボード入力に「ローマ字入力」というのを使う。ではこの「ローマ字」とは何でしょうか?そもそもは、外国人が日本語を学ぶために考案したものだという。フランシスコ・ザビエル以降日本にやってきた宣教師たちが、日本語を学ぶためにその口語をポルトガル式のつづりで記した。江戸期には蘭学者たちがオランダ語式ローマ字を使った。そのローマ字が第二次大戦後に、1947年から小中学校の授業にとりいれられた。今も教科書に載っているらしい。それは五十音を規則的に表す「訓令式」と呼ばれるものであり、「ジ」はzi、「シ」はsi、「ツ」はtuのように表す。一方英語の発音に近づけてつくられたのが「ヘボン式」である。米国人宣教医のヘボン氏が和英辞典の表記で用いた。「ジ」はji、「シ」はshi、「ツ」はtsuのように表す。私たち日本人は、漢字、ひらかな、カタカナ、ローマ字と4種の文字を使い分けている。


 2020/06/16 (28 ヒット)

 「やきもの」は、土を焼いたもので原料の土には熱によって溶けてガラスとなる成分が含まれ、それが溶けて固まるとき土の粒子がくっつく。日本では縄文土器がつくられたのがやきものの始まりである。やきものは、大きく「土器」「炻器(せっき)」「陶器」「磁器」の4つに分けられる。土器は700~1000℃の低い温度で焼かれ簡単につくれるが割れやすい。今も植木鉢などに使われる。炻器は1200℃程度で焼かれ強さを増す。須恵器が該当する。飛鳥時代に釉薬の技術が日本に伝わり、陶器が焼かれるようになった。そして江戸時代初期の1610年に、李三平が有田で陶石という白い石を発見して、これを原料に1300~1400℃の高温で焼くことにより真っ白な「磁器」をつくりだした。やきものに向いた土は、カオリンという粘土物質が主体で、長石や珪石を多く含んだ花崗岩や流紋岩が風化したものである。ちなみに六古窯と呼ばれるのは、愛知の常滑焼と瀬戸焼、福井の越前焼、滋賀の信楽焼、兵庫の丹波焼、岡山の備前焼である。磁器では有田焼が有名である。


 2020/06/15 (32 ヒット)

 高速道路の利用者数は8月がダントツで多いらしい。お盆の帰省かな。外国人に人気の場所が、首都高速箱崎ジャンクションだという。狭い土地に複雑な立体交差を作り上げていて美しいらしい。また大阪の阪神高速11号池田線は、高速道路が高いビルの中を突き抜けて走っている。高速道路がビルの5~7階をテナントにして入居していることだという。日本の高速道路は料金が高い。1キロ当たり基本料金は、米国とドイツは無料、イタリアが11.5円、フランスが17.3円なのに対して、日本は25円もする。理由は、日本では平坦地が少なく山地が多いので、そこを高低差やカーブが少ないようにつくろうとすれば、橋やトンネルが多くなってしまうから。例えば新東名高速道路では、全体の半分以上が橋とトンネルだという。高速道路を1キロつくるための費用は、平坦地で50億円、山間部だと180億円という。日本の安全対策技術のひとつが「高機能舗装」である。通常のアスファルトに比べてスキマを大きくして、雨天時の給水排水をよくしている。


 2020/06/14 (31 ヒット)

 NHKテレビチコちゃんからの受け売りですみませんが。国道とは国が管理する道路のことで、1~3桁の番号がついている。一般国道は全国に459路線ある。日本で初めて国道に番号をつけたのは明治時代で、ほとんどが東京日本橋を起点にした道路で、1号から44号までつけた。大戦後の昭和27年に新しい道路法を制定、番号をつけ直しした。一級国道と二級国道に分けられた。前者は1桁と2桁で1から40の番号がつけられた。国道1号は東京~大阪、2号は大阪~北九州、3号は北九州~鹿児島、4号は東京~青森など骨格となる道路を1から12号にした。13から35号は県庁所在地などを結ぶ国道に、北から順につけた。二級国道は101から244が北から順に割り当てられた。昭和40年に一級二級の等級分けは廃止された。余談で、青森県の国道339号は途中が階段になっていて車は通れない。日本一短い国道は神戸市にある174号で距離は187メートル。

2019.8.7


 2020/06/13 (27 ヒット)

 大都市東京は、鉄道網の路線数で世界一である。JRが42路線、私鉄などが91路線、地下鉄が15路線あって、合計148もの鉄道路線が脳神経のようにつながり、一日の乗客4000万の人々を運び続けている。その路線図は迷路のようである。時間の正確さへのこだわりも世界一であり、ほとんどの外国人が驚く。JR東日本の東京総合指令室では、首都圏を走る24路線の運行を550人の指令員が管理している。毎日トラブル発生が絶えず、その都度時間との戦いで対応や遅延復帰に努力している。首都圏の鉄道はこの10年で他社他路線との接続を33件増加させた。おかげで乗り換えがなくなり利便性は大きく向上したが、トラブル発生時の対応はさらに難しくなった。首都圏では、ギリギリの限られたレール上をできるだけ多くの電車が走るようにと、秒刻みのコントロールが行われる。乗客の方も分刻みで計画通り乗るのが常識になっていて、より早く行ける方法をアプリに教えてもらっている。朝の通勤時間帯1時間のために、莫大な費用が発生しているのだという。


 2020/06/12 (28 ヒット)

 地中海で繁栄を極めた古代ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌスは、4世紀になると都を東に移動させた。それが現在のイスタンブールである。5世紀にローマ帝国は東西に分割され、西ローマ帝国は後に滅びるが東ローマ帝国は、1000年以上にわたり続いた。それが「ビザンツ帝国」でありその首都がイスタンブールであった。8世紀ビザンツ帝国の皇帝は、キリスト教における聖像崇拝禁止令を出す。そして聖像破壊運動が起こると、ローマ教会はこれに反発した。こうしてキリスト教は、東の「ギリシャ正教会」と西の「ローマカトリック教会」に分裂してしまう。なおプロテスタント教会は、16世紀になってローマカトリック教会から分裂した。西ローマ帝国には、北方ゲルマン民族が侵入した結果、いくつかの独立王国が形成された。最も大きく栄えたのがカール大帝のフランク王国である。カール大帝の死後フランク王国は3つに分割され、西フランク王国(後のフランス)と、イタリア王国(後のイタリア)と、東フランク王国(後のドイツ)になった。トランプのハートのキングのモデルはこのカール大帝である。


 2020/06/11 (31 ヒット)

 ビールがおいしい季節になった。ビールに欠かせないのがホップである。1516年にドイツのバイエルンの法律に、「ビールは水・大麦・ホップのみを原料とする」と記載されたことで、欠かせないものになった。ホップとはアサ科の多年草植物で、朝顔のようにつるが伸びて成長し、収穫期には5~6メートルの高さになる。雄と雌が別株で、ビールに使われるのは受粉前の雌株にできた、松ぼっくりのような「球花」である。国内では8~9月の収穫期につるごと刈り取って球花だけを選別し、乾燥させてから粉砕する。粉末をペレットにしてビール工場に運ぶ。ビールの製造では大麦からつくった「麦汁」がベースになる。この麦汁を煮沸するときホップを入れる。その後酵母を入れて発酵させる。ホップは少しの量でも苦みや香りや泡を生み出す。黒ラベル350ml缶あたりのホップの量は3~5個程度と言う。国内のホップの栽培地は北海道と東北である。


 2020/06/10 (39 ヒット)

 現金を使わない支払いが急速に広がっている。そうした「キャッシュレス決済」には、大きく分けて4つがある。(1)クレジットカード:Visaやマスターカード、JCBカードなどが例で、1か月まとめて口座から引き落としになる。キャッシュレス決済で最も多く使われている。(2)デビットカード:同じくVisaやマスターカード、JCBカードなどが例で、銀行口座からすぐに引き落としになる。カードを持つのに審査がない。(3)電子マネー:Suicaなどの交通系やWAONなどの流通系などがあり、現金をチャージしておいてカードをタッチするなどで使う。スマホでも使える。(4)コード決済:PayPayやLINE Payなどがあり、スマートフォンのアプリを使ってQRコードやバーコードを読み取って決済する。(1)と(2)は原則サインか暗証番号を求められる。(4)のコード決済が近年急増している。お財布を持ち歩く必要がなくなる。キャッシュレス決済はポイント還元が可能なものも多い。国は10月からの消費税増税に合わせたポイント還元策を打ち出している。中小店舗でキャッシュレス決済すると金額の5%が還元される。


 2020/06/09 (32 ヒット)

 カレーライスは世界中で食べられている。日本人もカレーが大好きだ。カレー発祥の地はもちろんインドである。インドでは豊富な香辛料を組み合わせてつくるのが特徴で、多彩なカレーが常につくられている。古来インドはコショー、ターメリック、ジンジャーなどの香辛料生産地であり、それがムスリム商人によって中東を経由してヨーロッパに送られていた。ヨーロッパ人はインドと香辛料の直接取引を求めて航路開拓を行った。それが大航海時代である。コロンブスも実はインドをめざした。コロンブスはアメリカ大陸から唐辛子をヨーロッパに伝えた。カレーはインドからイギリスに伝わったが、数々の香辛料を用いる料理は面倒なことから、「カレー粉」が生み出された。カレー粉に小麦粉を加えるイギリス式カレーが生まれ、明治時代に日本に伝えられた。日本では軍隊において、簡単で栄養豊富な軍隊食としてカレーライスが採用された。海軍カレーのレシピは、カレー粉、小麦粉、肉、じゃがいも、ニンジン、タマネギというものだった。軍隊でカレーの作り方を覚えた人たちが故郷に戻りカレーライスを教えた。こうして定番のカレーが全国に広がった。


 2020/06/08 (35 ヒット)

 「ミキモト」創業者の御木本幸吉が、世界で初めて真珠の養殖に成功してから120年を超える。三重県志摩にある養殖場に、いかだを組んで育てているのは「アコヤ貝」である。2~3年目の貝を引き上げ、内側の一部をメスで開いて小さく切った貝の細胞片と球状の核を挿入する。一つの貝に核は1~2個。貝は再び海に戻され、核の周りに薄い層を形成しながら育つ。層は何千枚も重なっていく。翌年の年の瀬に貝を引き上げると貝の中に真珠ができている。この真珠は選別され工場で加工されてアクセサリーなどになる。御木本幸吉は1858年三重県に生まれる。やがて海産物商人になる。当時は海女がとる天然の真珠が高値で取引されていた。そこで1890年に真珠養殖の実験を開始する。何度やってもうまくいかずに苦労するが、1893年に世界で初めて半円真珠の養殖に成功し、その後真円真珠に成功。1896年に養殖法の特許を取得し、1899年東京銀座にみきもと真珠店を開設する。1937年パリ万博に出品して高い評価を受ける。


 2020/06/08 (34 ヒット)

 私たちは、宇宙空間は真空だが地上は真空ではなく空気に満たされていて、その満たされた中に自分たちがいると思っている。しかしこれは大マチガイである。空気を分子レベルで見れば、酸素分子や窒素分子が無数に飛び交っており、それら分子の間には何もない。つまり真空である。空気中でそれら分子が占める体積は1000分の1ほどにしかならない。1000分の999は真空である。空気のほとんどは真空である。そして分子の原子をみてもそこは真空である。例えば水素原子の場合、中心にある原子核の直径は原子の10万分の1ほどしかない。体積を考えれば原子核が原子の中で占める割合は1000兆分の1しかない。電子は大きさがゼロに近い。だから原子はほぼ真空であるといえる。そう考えれば私たちは、実は真空の中にいる。2019.07.


 2020/06/07 (41 ヒット)

 7月21日は参議院議員の通常選挙投票日である。私も投票を終えてきた。テレビ番組からの受け売りであるが、過去30年間の投票率の県平均で比較した結果で、投票率が高い県は1位:島根県(71%)、2位:鳥取県、3位:山形県、4位:秋田県と日本海側の県が多い。逆に投票率が低い県は1位:千葉県(54%)、2位:埼玉県、3位:茨城県と関東周辺の県が多い。残念なことに宮城県がワースト5位にいる。全ての県で50%は超えている。さて選挙をやるにはお金がかかる。前回の参議院議員選挙の場合で、530億円もかかっている。もちろん税金で負担するが、単純計算で議員一人当たり4億円になる。参議院の場合、議員248人の半分124人が新たに選挙で選ばれ、今回は370人が立候補している。候補者名を記載する「選挙区選挙」と、政党名または候補者名を記載する「比例代表選挙」とがある。「選挙区選挙」だけだと、1位の人だけが当選して2位以下に投票した人の票が生かされない。この「死に表」を無駄にしないという考えで「比例代表選挙」が生まれた。


 2020/06/06 (38 ヒット)

 もしかすると以前にも書いたかもしれない話だが、我が国の正しい国名は「ニホン」なのか「ニッポン」なのか?同じ文字なのに呼び方が二つある国は日本だけだろう。国名「日本」がいつできたかの定説はない。奈良時代の720年に「日本書紀」が成立しているからそのころだろう。外国との交渉が必要になった室町時代に、神国日本の権威を示すのには「ニッポン」と発音されたようだ。キリシタン関連の文書でもほとんどが「ニッポン」表示であるという。日本人が外国人に対して自国を主張したいときは「ニッポン」を使うことが多いようだ。「ニッポンチャチャチャ」のように。昭和45年佐藤栄作内閣の時に、このことが閣議で議論されたという。そして佐藤首相の鶴の一声で「ニッポン」とするとなった。だが平成21年麻生太郎内閣時にこれは否定されて、「どちらか一方に統一する必要はない」と正式に閣議決定された。つまり現在は、それぞれの流儀で勝手に使えばいい。


 2020/06/05 (37 ヒット)

 実はNHK「チコちゃん」からの受け売りである。カミナリの稲妻がジグザグになっている理由はどうしてか?積乱雲と言う非常に大きな雲ができたときに雷は発生する。この積乱雲の中には大きな氷の粒と小さな氷の粒とがあり、気流の中でこれら氷の粒が激しくぶつかり合うことで、摩擦により静電気が発生する。大きな氷の粒はマイナス電気が帯電し小さな氷の粒にはプラスの電気が帯電する。大きな氷の粒は重いので雲の下の方に集まる。するとその影響を受けて地上にはプラスの電気がたまる。静電気の量が多くなると、地上との間で放電が発生する。電気は空気中を無理やり進むが、少しでも通りやすいところを進もうとする。通りやすいところとは(1)空気が薄いところ(2)湿度が高いところである。電気は(1)と(2)の部分を探しながら地上に到達するがその結果「直線」ではなく「ジグザグ」になる。速度は秒速200キロという。2019.07.21


 2020/06/04 (46 ヒット)

 鉄道車両用トイレの歴史は古く、明治22年に東海道線列車に設置されたのが初。私が知っている昔の電車のトイレは、いわゆる「ポットン便所」で解放式であり、いうなれば垂れ流しだった。その後循環式汚物処理装置が開発されて垂れ流しはなくなった。現在新幹線や特急などのトイレは「真空式」と呼ばれる方式である。真空式トイレは、トイレ下部をシャッターで閉めて排水管を真空にした後、シャッターを開いて排泄物を瞬時に貯留タンクに吸引する方式である。洗浄水の使用量が少なく臭気対策にも優れている。この真空式はスウェーデンのEvac社が開発した技術である。日本ではEvac社と技術提携して製造され、車両に搭載されている。日本で最初に真空式トイレを実用化したのは、平成4年JR九州の新型特急電車であった。このEvac社の真空トイレは、実は航空機用が先に実用化されていたという。最近の新幹線トイレでは温水洗浄便座も採用されている。


 2020/06/03 (32 ヒット)

 「スーパー」「コンビニ」に対して「ドラッグストア」が、近年ずいぶん増えてきたように思う。そのドラッグストアは日本全国に1万9534軒あるといい、その売上高は百貨店を抜いて7兆円産業になっている。そしてドラッグストアの大競争時代にもなってきた。最近のドラッグストアは何でも扱っている。本来は医薬品、化粧品と日用品生活用品程度だったが、飲料品、菓子類、雑誌と増えて、今では生鮮食品の野菜やお肉、洋服、家電なども扱うから、まさに大型スーパーだ。そしてコンビニに比べてとにかく安いから人気だ。商品の種類が豊富で安いので、外国人観光客にも大人気だ。安くできる秘密は(1)利益率が大きい医薬品や化粧品で利益を出せる、美容食品や健康食品も(2)一括購入で安く仕入れる(3)プライベートブランド商品、ということらしい。全国に1203店舗を展開するスギ薬局の場合、本社に巨大倉庫を持ち、ここに例えば75万個を一括まとめ買いしている。ペットボトル水は1種類2万本をまとめ買い。岐阜県は特に競争が激しいという。


 2020/06/02 (28 ヒット)

 北海道のむかわ市において、日本で一番大きく完全に近い形で発見された恐竜の化石が発見された。それが「むかわ竜」であるが、その発見にまつわる話が興味深かった。2003年に堀田さんという人が散歩中に道の斜面で化石らしいものを見つけた。博物館の櫻井さんに連絡してみてもらった。櫻井さんはその化石を持ち帰るが、そのまま収納庫にしまってしまう。むかわ市では、「恐竜」ではなく海に生息する爬虫類である首長竜の化石がたくさん出土しており、その一つだと思ったからである。そして化石はそのまま7年間放置される。7年後、首長竜の化石を研究する東京学芸大の女性佐藤さんが、「7年前の化石は首長竜ではない」ことに気付いた。陸にいた恐竜の特徴を有していたのだ。そこから話は進んで、4年間かけて本格的な発掘が行われた。日本初の大型恐竜の全身骨格が、ほぼ完全な形で掘り出された。全長10m、7200万年前に生息していたハドロサウルスの仲間であった。日本最大の大型恐竜化石発見だった。2019.07.17


 2020/06/01 (31 ヒット)

 朝日新聞「天声人語」からの受け売りである。ちょうど100年前の7月7日に、乳酸菌飲料のカルピスが世に出た。100年もの歴史があった。考案したのは事業家の三島海雲である。海雲は大阪府内の寺に生まれ、日露戦争直前に中国へ渡る。現地で軍用馬を買い日本の銃を売る商いに成功する。が清朝から事業を没収されて無一文になり日本に戻る。そして飲料品開発に打ち込み、試行錯誤の末にカルピスにたどりつく。脱脂乳を乳酸菌で発酵させた。カルシウムの「カル」と良い味を意味するサンスクリット語を組み合わせて「カルピス」と命名した。「この一杯に初恋の味がある」という広告で大々的に宣伝した。大正時代にしては刺激の強い宣伝文句だ。米寿の記念に刊行した自伝が「初恋50年」だから、入れ込んでいたのがわかる。パッケージデザインの水玉模様は7月7日七夕の天の川をイメージしたらしい。現在はカルピス株式会社が製造しアサヒ飲料が販売している。


 2020/05/31 (41 ヒット)

 以前テレビで見たことがあり、元気ならぜひ行ってみたいのが埼玉県の「地下神殿」こと「首都圏外郭放水路」である。映画など各種撮影に引っ張りだこの場所。多くの観光客も訪れる。調圧水槽は地下22メートルにあり、高さ18メートル重さ500トンの巨大な柱が、59本整然と並び、そのさまは「地下神殿」と呼ばれる。そこにある大きな穴「第一立坑」は、自由の女神がすっぽり入るという深さ70メートル内径30メートル。首都圏外郭放水路は、長さ6.3キロ、直径10メートルの地下トンネルと5つの立坑からなる。大雨などで付近の中小河川が増水した際に、立坑から水を取り込み調圧水槽で勢いを弱めてから江戸川に配水するための設備である。調圧水槽が処理する水は最大で1秒間に200立方メートル、25メートルプールを1秒で空にできる能力。4台の巨大ポンプは1台が1万4000馬力。


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