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 2020/07/27 (27 ヒット)

 吉野さんのノーベル化学賞受賞ニュースから時間がたったが、「リチウムイオン電池」はスマートフォンやパソコンに入っている高性能で小型の電池であり、これがあって「モバイル時代」が実現した。電池はプラス(正)とマイナス(負)の二つの電極を組み合わせてできている。小型化するには高い電圧が出る電極を使う必要がある。グッドイナフ教授らが、酸化化合物のコバルト酸リチウムが電池の正極に使えることを発見した。一方旭化成では別の研究グループが特殊な炭素材料を開発中だった。これを知って、正極にコバルト酸リチウム、負極に炭素材料という組合せで吉野さらは、1985年に新型電池の基本特許を出願する。そして1991年にソニーが、「リチウムイオン電池」と名付けて世界で初めて商品化した。そこから徐々に多くの用途にも広がっていき、特に携帯電話の普及を後押しした。今後は電気自動車や蓄電システムへの活用が広がることが考えられる。特徴は「軽い」「電圧が高い」「寿命が長い」の3つ。だが暑さ寒さに弱い。またリチウムは希少で高価な金属である。リチウムイオン電池の市場用途は、スマホ・PC用が半分でEV用が半分という状況。