TOP : 409.「ああ上野駅」
 2018/08/29 (40 ヒット)

 東京の北の玄関口「上野駅」は開業130年になる。東京駅よりもずっと古い。上野駅といえば、1964年に発売されて大ヒットした伊沢八郎の「ああ上野駅」が思い出される。「どこかに故郷のかおりをのせて 入る列車のなつかしさ 上野はおいらの心の駅だ くじけちゃならない人生が あの日ここから始まった」「就職列車にゆられて着いた 遠いあの日を思い出す 上野はおいらの心の駅だ 配達帰りの自転車を とめて聞いてる国なまり」。高度経済成長の1950~1960年代を中心に、地方の中学校を卒業した生徒たちは、「金の卵」ともてはやされ、引率されて集団で列車に乗って上野駅に着いた。そして人手不足だった都市部の中小企業や零細企業や商店などで働いた。NHK朝ドラ「ひよっこ」にも出てきた風景である。当時首都圏に就職した中卒者は40万人とされる。田中角栄も中卒15歳で郷里新潟を出て、上野駅に降りてここからそのスタートをきった。