TOP : 537.モグラ
 2020/03/11 (130 ヒット)

 広場や畑で新しい土が盛り上がっている場所を見かけることがあるが、モグラのせいである。ただ私たちがモグラ自体を見ることはほとんどない。地中に住む哺乳類であるモグラは独自の進化を遂げてきた。真っ暗な地中では視覚は頼りにならない。鼻の穴の周囲にある触覚センサー「アイマー器官」で微細な振動をとらえて、敵や獲物を探す。世界に生息するモグラは30~40種類、日本には8種類がいる。日本は雨がよく降り落ち葉が積もる環境があり、エサになる昆虫の幼虫やミミズなどの小動物が地中に多数存在する。モグラは前足を上手に動かして土中に穴を掘る。自分の体が通るギリギリの太さのトンネルを掘るが、モグラの背骨は非常に柔軟で狭いトンネル内でもUターンできる。今日本列島では、東の勢力アズマモグラと西の勢力コウベモグラの二大勢力がいて、かつては日本全体にいたアズマモグラを、コウベモグラが駆逐してその分布を広げつつある。コウベモグラはアズマモグラよりも体が大きくトンネルを掘る力が強い。