TOP : 499.麻薬の話
 2020/01/12 (75 ヒット)

 一般的には、脳に作用する幅広い薬物が「麻薬」と呼ばれる。薬物は、

(1)中枢神経興奮剤、(2)中枢神経抑制剤、(3)幻覚系に分けられる。

(1)には麻黄から抽出される覚せい剤やコカの葉から抽出されるコカインなどがある。

(2)にはケシの果実からつくられるヘロイン、モルヒネ、あへんや、大麻草からつくられる大麻がなどある。

(3)にはLSDなどがある。2016年に最も使われた薬物は「大麻」で、その使用者数は1億9000万人という。

 大麻は麻の一種で世界各地に自生している。この葉や花などを乾燥させたものが「マリファナ」と呼ばれる。世界のケシ生産の9割を占めるのがアフガニスタン。かつては宗教的な儀式や鎮痛剤に用いられた麻薬が、庶民に広がり始めたのは19世紀以降である。特定の化学物質抽出や性質の改変が可能になって、強力な薬物も生まれた。麻薬の使用が犯罪とされるようになったのは20世紀。世界保健機構WHOによれば、2015年の薬物による死者は45万人という。