TOP : 498.物体の「色」
 2020/01/07 (10 ヒット)

 私たちが物体の「色」を見ることができるのは、太陽などの光が物体に反射して、その反射光が目に届くからである。すでにご存じのとおり、ほとんどの光を反射してしまう物体は白く見え、ほとんどの光を反射せずに吸収してしまう物体は黒く見える。私たちの周りにある万物は、そもそも「色」をもっているわけではない。リンゴが赤い色を持っているのでなく、木々の葉が緑の色を持っているのでもない。「色」は私たちの脳がつくりだしている。可視光は波の性質を有しており、その波長はおよそ380~750ナノメートルの範囲にある。物体ごとにその表面に光が当たったときに反射したり吸収したりする光の波長は異なっている。反射された短い波長を検知した場合人間の脳はこれを「青」と判断し、長い波長を検知した場合人間の脳はこれを「赤」と判断する。人間の目の網膜にある光の強さと波長を感知するセンサが素晴らしく高性能で、多数の微妙な色合いまで感じ取ることが可能になっている。こうして私たちは「色がつくりだす見事な光景を見ることができるのです。