TOP : 441.フーコーの振り子
 2019/06/11 (58 ヒット)

 地球が一日に1回自転していることは、今では誰もが知っている。1851年、この当時もすでに多くの人が、地球が自転しているらしいことは知っていた。しかしその証拠は得られていなかった。フランスの科学者フーコーは、パリのパンテオン寺院で、天井から伸びた長さ67mもの長さの針金に重さ28キロのおもりをつけた巨大な振り子を用意し、世界で初めて地球の自転を証明する実験を行った。振り子を振り続けたところ、振れの方向が徐々に時計回りにずれてきたのである。通常なら振り子の振れる方向を変える力は存在しない。実は振り子の振れ方向は同じままで、振り子を観察している自分たちがその地面ごと回転していたのである。振り子の向きがどれだけずれるかは、緯度によって異なる。赤道上でこの実験をしても振り子の方向はずれない。そして振り子を長時間振り続けるためには、ひもを長くとることとおもりを重くすることが必要だった。国立科学博物館や大阪市科学館などにもフーコーの振り子が設置されている。