公益社団法人日本技術士会東北本部 本部長のあいさつ
東北本部 本部長 熊谷 和夫
公益社団法人日本技術士会東北本部は、1973年5月30日に日本技術士会東北支部として設立され、2023年度には節目の設立50周年を迎えます。現在、東北6県すべてで県支部が組織され、2022年3月末時点で、船舶・海洋部門を除く20部門1,339名の会員が東北本部管内で活躍されております。歴代の本部長はじめ各役員、そして会員の皆様の高い志とご尽力にあらためて感謝を申し上げます。
さて、2022年3月17日に日本技術士会組織行動規範が制定されました。この冒頭にある経営理念には「日本技術士会の社会的使命は、技術士がその高度な専門知識と応用能力を駆使して様々な技術分野の業務に取り組むことにより、多様化・複雑化する社会的課題を解決に導くことを、組織として支援することです。日本技術士会は、その使命を適正に果たすべく、法令を遵守することはもとより、公益法人としての中立性、公平性を堅持し、高い倫理観と適正なガバナンスの下で、会員の意見を広く公平に反映させた健全な組織活動を遂行します」とあります。東北本部はこの経営理念の下、会員の皆様の支援を第一に考え、技術士会活動を確実に展開して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスの発生から2年半が経過しましたが、未だに終息しておらず、私たちの活動でもかなりの制約を受けています。
その一方で、感染対策の一環として、世界的にオンラインを活用した会議や講演会が急速に普及しました。技術士会東北本部においても、遠隔地に居ながらCPD行事がオンラインで受講できるなど、今まで懸案であったCPD受講機会の地域間格差が確実に是正されつつあります。
新方式の導入に向けて試行錯誤しながら取り組んでいただいた会員の皆様に感謝申し上げます。
今後とも、対面による活動はもとより、オンラインを有効活用した会議や講演会など、会員への支援を第一に考え、地域間格差の是正や、CPDの充実を核とした会員サービスの向上を実現していきますので、ご支援とご協力をお願い申し上げます。
次に「技術士CPD活動実績の管理及び活用制度」についてです。2021年4月26日に発出された大臣通知および9月8日の文部科学省省令改正に基づき、新たな制度が始まりました。会員の皆様には、技術のプロフェッションとして、継続研鑽に一層取り組むとともに、技術士会CPD登録システムに登録することで、技術士CPD認定を受けて頂きたいと思います。私はこの技術士CPD実績管理登録制度の普及が、技術士の認知度と価値を高めることに繋がると考えております。このため、東北各県支部の皆様と力を合わせ、技術士CPD活動に尽力したいと考えておりますので、ご協力をお願い申し上げます。
一方、東北本部では100を超える協賛団体の皆さんに支援していただいているところですが、私たちの活動に協賛団体の支援は欠かせません。協賛団体の皆様に対し日ごろからの支援に改めて感謝するとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、社会に貢献する技術者集団として、皆様が楽しく率先して活動できる技術士会東北本部を目指して精進して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます
2022年6月