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628.小惑星りゅうぐうと「はやぶさ2」


 地球生命の材料起源に関してこれまでの定説は、地球内部海底の熱水の中で炭素のつながりが発生したというもの。しかし現在もう一つの「生命の種となる材料は宇宙からきた」という説が有力になってきた。地球から3億キロ離れた小惑星「りゅうぐう」は、地球と火星の間を回る小さな天体であるが、地球生命の起源に迫るヒントがその地下にあるという。りゅうぐうは炭素を多く含んでいるらしい。2014年に「はやぶさ2」がりゅうぐうへ向かった。往復6年の冒険である。今年2月にはやぶさ2はりゅうぐう表面に初着陸し、表面岩石の採取に成功した。しかし紫外線などの影響を受けていない内部の岩石採取こそが目標である。地面に穴をあけて内部の岩石をりゅうぐうに穴をあける方法として、直接爆薬を使えば熱の影響を受けてしまう。そこで上空でインパクタという発射装置を爆発させて、弾丸を打ち出す方法が採用され、これがみごとに成功した。インパクタの爆発時には「はやぶさ2」をりゅうぐうの裏側に退避させた。直径10mほどの穴ができ、穴の北側にはやぶさ2を着陸させて、弾を発射し巻き上がった物質を採取した。2020年末に地球へ帰還の予定。