日本技術士会東北本部

622.大谷石資料館

 宇都宮からタクシーで30分行くと有名な大谷石の生産地がある。日本列島には、かつて海中にあった時に海底火山により形成された「緑色凝灰岩」が分布している。その中で、宇都宮近郊で算出するものは「大谷石」として知られる。大谷石の利用は江戸時代に始まるが、明治末から大正時代以降に大量に利用されるようになった。アメリカの建築家ライトが手掛けた「旧帝国ホテルライト館」は、鉄筋コンクリートの大谷石張り建築であり、関東大震災に耐えたことで注目された。採掘方法では、垣根堀りから坑内掘りが実用化されると陥没や落盤を防ぐために、太い柱が一定の間隔で立ち並ぶような形態で掘り進むことになる。その結果「地下神殿」と称される空間が生まれた。現在一般に見学できるのが「大谷石資料館」である。この内部ではこれまでに多くの映画撮影などが行われたという。地下30mに広がる巨大空間である。驚いたことにこの大きな山全体が個人の所有物だという。大谷石の特徴は(1)多孔質(2)軽い(3)軟らかで加工しやすいがあり、近代化の西洋建築や蔵、石塀、門柱、石垣、石畳などに使われた。2019.9.11

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