日本技術士会東北本部

617.エチオピアがナイル川上流に巨大ダム

 エチオピアは近年、年10%前後の経済成長を遂げており、国内総生産もこの20年で11倍になった。だが電力は不足しており送電線などの整備も途上にある。電力インフラの拡充は欠かせない。そこでアフリカ最大級となるダムの建設がナイル川上流で進められている。青ナイルのスーダンとの国境近い山間部だ。ダムの規模はけた違いだ。総貯水容量は740億立方メートルで世界7位、日本最大徳山ダムの100倍以上だ。発電能力は16基の発電タービンで合計6000メガワット。総工費は日本円で4000億円。メインのダムは全長1800メートル高さ155メートル。ナイル川は上流のスーダンで青ナイルと白ナイルに分かれる。青ナイルはエチオピアを源にし、白ナイルは南スーダンを通りウガンダを源にする。青ナイル川の流量が8割を占めるという。下流域エジプトは、エチオピアによって青ナイル川に「蛇口」を取り付けられた形になる。ナイル川と言えば有名なのが1970年に完成した巨大なアスワンハイダムであるが。

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