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589.カルピス誕生の話


 朝日新聞「天声人語」からの受け売りである。ちょうど100年前の7月7日に、乳酸菌飲料のカルピスが世に出た。100年もの歴史があった。考案したのは事業家の三島海雲である。海雲は大阪府内の寺に生まれ、日露戦争直前に中国へ渡る。現地で軍用馬を買い日本の銃を売る商いに成功する。が清朝から事業を没収されて無一文になり日本に戻る。そして飲料品開発に打ち込み、試行錯誤の末にカルピスにたどりつく。脱脂乳を乳酸菌で発酵させた。カルシウムの「カル」と良い味を意味するサンスクリット語を組み合わせて「カルピス」と命名した。「この一杯に初恋の味がある」という広告で大々的に宣伝した。大正時代にしては刺激の強い宣伝文句だ。米寿の記念に刊行した自伝が「初恋50年」だから、入れ込んでいたのがわかる。パッケージデザインの水玉模様は7月7日七夕の天の川をイメージしたらしい。現在はカルピス株式会社が製造しアサヒ飲料が販売している。