日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

584.仙台定禅寺通り

 1601年に伊達政宗が仙台城築城を始めたときに、鬼門封じのために現在の第二合同庁舎あたりに寺を開基した。その参道として整備されたのが「仙台定禅寺通り」である。しかし明治の廃仏毀釈で寺は廃寺になった。1945年の仙台大空襲でまちは大きな被害を受けた。その復興土地区画整理事業で、定禅寺通りは46メートルに拡幅された。1958年にケヤキの植樹が始まった。そして今では両側の歩道と道路中央の緑地に計4列のみごとなケヤキ並木が続く。ビルの5階あたりまで伸びた約160本の木々からなる。定禅寺通りの緑道には3体の彫刻像が立つ。1986年からは冬の期間に光のトンネルが現れる。「SENDAI光のページェント」はLED60万個の電球が光る。1991年からは「定禅寺通りストリートジャズフェスティバル」が行われている。いずれも仙台市民が手作りで始めた。