日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

532.元号の漢字

 元号は中国から日本に伝わり、大化から平成まで1300年以上にわたり続いてきた。元号は東アジアの漢字圏に特有の制度であるが、現在まで続いているのは日本のみ。日本の正式な元号は、数え方にもよるが247ある。飛鳥時代645年の大化を筆頭に701年の大宝以降は途切れずに続く。そこで使われた漢字の総数は504個もあるが、漢字の種類は72個である。初期奈良時代には4文字からなる元号が5回あったが、その他は全て漢字2文字からなる。使われた漢字のベスト5は、「永」が29回、「元」が27回、「天」が27回、「治」が21回、「応」が21回である。