日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

378.人類の蚊との戦い

 NHKテレビ「がってん」から。世界中の人々が昔から困り果ててきたのが「蚊」である。「かゆい」「刺される」だけならまだしも、実は危険生物なのだ。小さい体で病気の元を運び「蚊による感染症」を生む。マラリア、黄熱病、ジカ熱、デング熱など。最も多くの人を死に至らしめた生物ランキングのベスト3は、1位:蚊の100万人、2位:ヒトの50万人、3位:蛇の5万人だそうだ。この小さな蚊を撲滅すべく世界中の科学者が対策を考えてきている。ところで「蚊に刺されやすい人」とそうでない人がいる。お酒を飲んだO型の人が刺されやすいとか、太って汗かきの人が刺されやすいとか言われるが。日本の一人の中学生が、蚊に刺されやすい妹のために一生懸命調査、研究、実験を行って、世界中の科学者を驚かせる大発見をした。蚊は動物が発する二酸化炭素に寄って来る、そしてその蚊を吸血鬼モードにするのが「靴下」にあったことを発見。新しい靴下にはき替えると蚊に刺されにくくなる。だが足のにおいが強いから蚊が寄ってくるのではない。真の原因は「足に住む菌の種類にある」ことを発見した。常在菌の種類が多いと蚊に刺されやすいのだ。蚊に刺されにくくする対策は、(1)足をアルコールでふいてきれいにする、(2)ハッカ油(ハーブやユウカリなども)を皮膚にスプレーする。