日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

232. ねじの日

 6月1日はねじの日である。1949年6月1日に日本工業規格JISが定められたことに由来する。ねじは最も古くから標準化が進められた機械要素である。1543年にポルトガル人が種子島に漂着した際、領主は2挺の火縄銃を買い入れた。刀鍛冶の八坂金兵衛が命じられてその製造方法を研究し、同じものをつくりあげる。この銃に「尾栓のねじ」が使われており、日本人が見た最初のねじとされている。金兵衛は雄ねじは簡単に作れたようだが、雌ねじの製造には苦労したらしい。