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28.火とマッチ


 人類が火を利用することはおよそ150万年前から行われていたとされます。そして木と木をこすり合わせることや石同士を打ちつけるという方法で発火させる技術を生み出しました。発火方法を大別すると「摩擦法」「打撃法」「圧縮法」「光学法」「電気法」になります。
  マッチの起源は、1827年にイギリスの科学者ジョンウォーカーが発明した「摩擦マッチ」であるとされています。しかしこれは普及せず、1831年になっ て頭薬に黄リンを用いたものが広まりました。黄リンは自然発火事故が起こりやすかったので、次に赤リンマッチが作られました。1852年にスウェーデン で、箱側面の摩擦面とこすらないと発火しない「安全マッチ」が発明されました。これは、頭薬中の塩素酸カリとヤスリ側面の赤リンが摩擦することで赤リンが 細かな発火を起こし、頭薬の硫黄に燃え移るというしくみです。
 日本でマッチが普及するのは明治維新以後であり、金沢藩藩士の清水誠がマッチ製造 法を研究してマッチ工場を誕生させて生産を開始したのが国産最初です。現在姫路地域が国内シェアの8割を生産しています。なお軸木には火が燃えやすいアス ペンという材料が用いられており、中国などから輸入されています。