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9.ヤマハ誕生の話


 1887年のこと、浜松尋常小学校には日本に数台しかないアメリカ製のオルガンが設置されていました。これがある日、音を発しなくなり修理してくれるところを探したのです。すると医療機器の修理工をしている山葉寅楠という男がいることがわかり、修理を依頼しました。山葉はさっそくオルガンを分解調査して原因をつきとめました。ところが山葉は修理する前に、内部構造のスケッチを始めてその構造を理解したのです。
その後山葉は、一つ一つ手作りで部品を作り、何度も試行錯誤を繰り返しながらようやく国産初のオルガンを完成させ、1888年に「山葉風琴製造所」を設立しました。これがヤマハのスタートです。1897年には「日本楽器製造株式会社」を設立し、1900年にピアノ製造を開始しました。ピアノ製造で木工技術を身につけたことから、戦時中には木製プロペラ製作を始め、プロペラの実験のためにエンジンを作るようになりました。これが1954年からのオートバイ作りになって、現在のヤマハ
発動機につながっています。
ヤマハは電子オルガンの研究を長く続けて、1959年ついにトランジスタを採用した国産電子オルガンを完成させ、これに「エレクトーン」と命名しました。1979年には小型軽量で多彩な音色を内蔵したポータブルキーボードを発売しました。他にもヤマハ音楽教室などを通して音楽教育の発展に貢献してきています。