日本技術士会東北本部

文責 : 東北本部技術士 佐藤

816.「血糖値」の話

 血液中に含まれるグルコース(ブドウ糖)のことを「血糖」という。主に炭水化物を多く含むごはんやパンなどの糖分が、食事によって体内にとりこまれ消化吸収されたものである。全身の細胞で分解消費される血糖は、体にとって燃料にあたる大切なエネルギー源である。血糖は必要に応じて肝臓にグルコーゲンとして貯蔵され、血糖が不足したときには再びグルコースになって血液中に放出される。また血糖は脂肪に変えられて脂肪にも貯蔵される。血液の中に含まれるグルコースの濃度を「血糖値」という。空腹時に血液100ml中におよそ100mg(0.1%)が正常値とされる。60mg以下になるのを低血糖といい非常に危険とされる。糖尿病の人は長期間、高血糖様態にあり合併種を起こしやすいが、食生活の変化で糖尿病の人が増えてきているという。私も先月の検査結果では血糖値が150あった。血糖値は上限140 mg/dLを目安としてコントロールされているので要注意だ。