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809.江戸時代、鉄砲鍛冶


 鉄砲のことは以前にも書いたが。500年前、異国船が種子島に漂着した。100人ほどが乗っておりその中のポルトガル商人が持っていたのが「鉄砲」だった。いわゆる「火縄銃」である。種子島の若い領主は鉄の鎧を打ち抜くその威力に驚き、2丁あった鉄砲を高額で買い取った。そして島の刀鍛冶金兵衛に命じて、一方を分解していいから同じものをつくれと命じた。銃身は、鉄板を円筒形に丸めてその外周を細長い鉄板でらせん状に巻いて製造した。だがどうしても製造できなかったのが尾栓のネジであったという。さて鉄砲の威力が各戦国大名に伝わると、その鉄砲を入手したいという競争になり、鉄砲製造専任の鍛冶屋が登場し、鉄砲の量産技術をつくりあげる。南蛮貿易で硝石等が輸入され火薬も作られた。滋賀県の国友村には鉄砲鍛冶の集団がいた。織田信長は彼らに鉄砲をつくらせる。その力が発揮されたのが武田軍との長篠の合戦であった。信長はこのとき3000丁の鉄砲を用いたという。古来日本人は、外国から入ってきたものを改良してより優れたものにすることが得意だった。