日本技術士会東北本部

806.スズメバチの巣

 日本には7種類のスズメバチがいる。最強最大でどうもうなのがオオスズメバチである。そして数が多く巨大な巣をつくるのがキイロスズメバチである。キイロスズメバチは人間に近いところで巣をつくる。木の皮をかじってかみ砕き唾液を混ぜて薄くしたものを使って数か月かけて巣をつくる。巣の外壁は断熱効果が高く巣の中は30~32℃に保たれている。ただ中は真っ暗である。巣の設計図もないし巣づくりのリーダーもいないのに、協力して見事な巣をつくりあげるのは不思議だ。巣の中は段々状になっていてそこに幼虫が育つための部屋が1万個以上ある。それぞれ個室で働きバチが育てられるが、ハチの巣は1匹の女王蜂を中心にメスだけで構成された社会である。春から夏は働きバチしか生まれないが、冬の前に新しい女王バチとオスのハチが生まれて巣から外に出る。そして別の巣のハチと交尾してオスはすぐに死に、新女王バチは新たな巣をつくる。長い時間のなかで自分の遺伝子を残すために自然に獲得されてきたものであろうが、すごいシステムである。キイロスズメバチの天敵がオオスズメバチだ。

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