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766.松竹映画100年


 歴史ある「松竹映画」が創業から100年を迎えた。1920年に松竹キネマ合名社が設立され、東京鎌田に撮影所を開所した。翌1921年女優栗島すみ子を入社させ、日本初の女優が演じる映画を撮影公開した。音声が入るトーキー映画も松竹が最初だった。1931年に本格トーキー「マダムと女房」が公開された。観客は俳優の声を初めて聞くことになり、トーキー映画は大成功だった。しかしこのトーキー化で、無声映画時代を担った弁士と楽士が失業することになり社会問題化した。最初の総天然色映画も1951年松竹だった。カラー映画のことを昔はこう呼んだ。松竹の作風は「鎌田調」「大船調」と呼ばれ、市井の人々のくらしを笑いと涙で暖かく描いて庶民の心をつかんだ。1938年公開の「愛染かつら」は、男女が結ばれるようで結ばれない「すれ違い」がハラハラドキドキさせて大ヒットした。1955年には「君の名は」が大ヒットする(アニメではない)。しかしその後はテレビの普及で映画は苦境に立たされることになる。そんな中でも松竹の屋台骨を支えたのが、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズだった。今では映画もデジタルになり映画館もシネマコンプレックスになった。もうフィルムはいらない。時代はどんどん変遷する。実はデジタル映画の映写機の技術がすごい。これは別の機会に記載したい。