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759.樋口一葉


 2004年に新しいお札の肖像画に初めて女性が採用された。5000円札の「樋口一葉」である。一葉は明治5年に東京下級役人の子として生まれた。小学校を途中退学、本を読むことに没頭する。父が莫大な借金を残して死亡し、残されたのは女3人。一葉は17歳で戸主となり母と妹を扶養することになる。お金が欲しい。そこで先輩が小説を書いて大金を手にしたと聞き小説を書き始める。20歳でデビュー、処女作は「やみざくら」しかし全く売れない。あきらめて26歳で雑貨店を開くが失敗。半年後、小説「大つごもり」を書き、明治28年には「たけくらべ」を生み出した。新しい作風でもあり当時の文壇で絶賛された。続いて発表した「にごりえ」で名声は高まる。金銭的にようやく貧乏を脱したのである。しかし翌年24歳の若さで肺結核により亡くなった。貧乏からの脱出を願って小説を書き、小説家として成功しながら24歳で亡くなる悲しい人生だったと思う。