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731.予防接種とワクチン


 人間が、それ以前にはもってなかった「免疫」をつくり出す薬品、それが「ワクチン」である。人体は、病原体に起因する病気を経験すると、その病気に対する「免疫」ができる。白血球の一種であるリンパ球が「抗体」と呼ばれる物質を放出する。これが病原体を無効化する力をもつ。パスツールはコレラ菌をニワトリに接種したらコレラが発症しなかったことから、ワクチン開発に取り組んだ。1879年にコレラのワクチンを、1881年には炭疽菌のワクチンをつくりだすことに成功した。ワクチン中の抗原による一次免疫が体中に記憶細胞をつくりだす。これが病気に対する免疫をもたせ病原体が侵入しても感染を防ぐ。一定地域の十分な数の住人が病気に対する免疫を獲得すれば、病気が広がるのを抑えることができる。これが「集団免疫」の考え方であり、集団予防接種を生んだ。20世紀になってジフテリア、百日咳、肺結核、破傷風のワクチンが開発された。190年代にはしか、おたふくかぜ、風疹などのワクチンが開発された。新型コロナでもワクチンの開発が期待されていますが時間がかかりそうです。