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722.バッタの大量発生


今東アフリカを中心に、サバクトビバッタが大発生し極めて深刻な状況にある。この種のバッタは日本にはいないがケニアには千億匹単位の規模で襲来しており、過去70年間で最悪の被害が生じている。こうしたバッタによる被害はすでに中東からパキスタンやインドに拡大して、約2000万人が食糧危機に直面している。空が真っ黒になるほどのバッタの大群が飛来すれば、人々にはもはやなすすべがない。バッタは1平方キロ程度の群れが一日で3万5000人分に相当する食糧を食べ尽くす。人類とバッタの戦いの歴史はとても古い。旧約聖書「出エジプト記」にはバッタが農作物などを食べ尽くす姿が描かれている。普通のバッタは基本的に単独行動をとる状態にいる。しかし密集度が高い環境で育つと集団行動型の成虫が現れて、作物を求めて集団で遠征しておそろしい害を引き起こす。砂漠に大量の雨がもたらされると草などが生えて繁殖条件が整う。2018年はアラビア半島に二つのサイクロンが襲来して、バッタは9か月で8000倍に増えたらしい。サイクロン発生回数増加には地球温暖化が影響している。