日本技術士会東北本部

681. 17年セミの謎

テレビでとても面白いセミの謎を知った。一般にセミは卵から幼虫になりその後成虫になるが、幼虫として地中で3~6年以上を過ごしてから、地上に出て羽化して成虫になる。北米にはマジシカダというセミがいる。このセミは「17年セミ」として知られている。一帯全ての幼虫が一斉に全く同じ17年目に現れて羽化する。ものすごく大量に成虫が発生して鳴くのでひどくうるさいことで知られる。北部には17年周期のセミがいて南部には13年周期のセミがいる。どうして17年と13年なのかは謎とされていたが、日本の吉村仁さんがその謎を解明した。そしてこれらを「素数セミ」と名付けた。セミは氷河期を生きのびるために長い期間を地中で過ごすようになり、最初はいろいろな周期のセミが存在した。しかしその場合異なる周期のセミの間で交雑が起こる。それは周期がずれてしまうことを意味する。ずれた周期で地上に出ると出会いが少なくなってしまう。「狭い範囲で大発生して子孫を残す」という生き残り戦略には不利になる。だが13年や17年だと交雑が起こらないのである。素数だから。他の周期のセミと出会わないことが大事になって、13年や17年が生き残ったという。非常におもしろい。

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