日本技術士会東北本部

641.乗車券自動改札機

 今では当たり前の駅にある「乗車券自動改札機」であるが、かつては駅員さんがいちいち切符を目視で確認していたという事実が信じられない。今では運賃をごまかす「キセル乗車」も難しくなっているという。実用機としては、大阪万博に合わせて1967年に新規開業した阪急北千里駅で、近鉄と立石電機(現オムロン)が共同開発した定期券、普通乗車券それぞれの専用機が設置されたのが最初である。この時は乗車券にデータを穿孔して光学的に読み込む方式。その後乗車券の裏に磁気的に情報を書き込んで読み取る方式の「磁気乗車券定期券自動改札機」が立石電機で1973年に開発された。統一規格が定められて、日本信号と東芝も自動改札機の開発に着手した。現在もこれらの3社が続けている。首都圏での本格投入は遅れて、国鉄が分割民営化された後の1990年代になる。新幹線については、1979年に東海道新幹線全駅に4枚の切符を同時投入可能な長さ2.6mの機械が設置された。

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