広報委員 佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)

2016/08/16 (166 ヒット)
 日本製紙は石巻工場に、世界最大規模の年産能力500トンのセルロースナノファイバー量産設備を建設すると発表した。セルロースナノファイバーは、木材パルプなどを化学処理して、髪の毛の1万分の1ほどの太さにほぐした繊維状の物質で、次世代素材として注目されている。鉄の5分の1の重さで5倍の強度があるという。現在岩国工場で年間30トンの設備を稼働させ、尿モレシートなどに採用している。

2016/08/15 (180 ヒット)
 オバマ大統領が広島を訪問する。71年前広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」は、米国ダラス空港近くのスミソニアン航空宇宙博物館の分館に展示されている。全長30m重さ32トンの機体である。米国での原爆投下に関する世論調査では、今なお投下を正当化する声が半数を超えている。原爆が戦争を終結させて多くの米国人や日本人の命が救われたという声である。

2016/08/14 (157 ヒット)
 子供乗せ電動アシスト自転車が大人気である。二人乗りに加えて3人乗り(幼児2人)までが法律でOKになった。これは子育てママ・パパを応援するためである。市町村から購入の補助金が出る場合も多い。これは最初から子供を乗せることを想定して設計されており、電動アシストがさらに運転を容易にしている。メーカーはパナソニックとブリジストンが強い。電動モーターでアシストするので、こぎ出しや坂道などでも楽に走れる。

2016/08/12 (191 ヒット)
 会津さざえ堂をご存知ですか?白虎隊の最期の地である飯盛山にある六角三層のお堂で、独特の特異な構造を有する建築物である。内部は二重らせん構造で、一度も同じ場所を通ることなく1階から3階までのぼりとくだりの順路を通る。1796年に当時の住職が設計して建立したもので、元は西国三十三観音像を安置して順に拝むことができた。1995年に国の重要文化財に指定されている

2016/08/10 (153 ヒット)
 洋傘大手のオーロラは、東レと共同開発で女性向け超軽量の折り畳み傘を開発した。重さは76グラムで業界最軽量という。150グラムを切れば軽量傘になる。骨に炭素繊維を使い傘地にナイロンを使った。価格は8240円と高い。かつて日本での和傘は油紙と竹を用いたものだったが、明治時代に洋傘が普及する。戦後折り畳み傘も登場し、1954年にはアイデアル創業者の村田氏によりスプリング式折り畳み傘が発明された。

2016/08/09 (165 ヒット)
 セブン&アイHDの鈴木会長兼CEO(83歳)が、グループの経営から退いた。1963年にイトーヨーカ堂に入社、1992年に社長に就任して20年以上グループを率いてきた。わずか100平方メートルの店舗に売れ筋商品3000品目を並べる「日本式コンビニモデル」を、ゼロからつくりあげて小売業を一変させた。セブン&アイを国内有数の巨大流通企業に育てた。セブンイレブンは国内コンビニ業界1位。セブン&アイ現在の業績は絶好調、営業利益は3523億円で5期連続の過去最高。その8割以上を鈴木氏が育てたセブンイレブンが稼いでいる。

2016/07/30 (164 ヒット)

 絹の生産は紀元前3000年頃の中国で始まったとされる。絹はカイコのまゆからつくられる。カイコは絹を生み出すために完全に家畜化された昆虫であり、ヒトの介在なしには生きられない。そして桑の葉以外を食料としない。カイコはサナギとなるために糸を吐いてまゆをつくる。1個のまゆから1000mほどの天然繊維がとれる。日本の絹は明治維新後に品質が上がり、1909年には清を抜いて生産量世界一になった。そこから昭和40年代まで世界一を続けたが、今ではほとんどが中国かインドからの輸入品である。


2016/07/28 (165 ヒット)

 三菱重工が受注した2隻の大型客船は12万4500トンであるが、これまで世界最大とされてきたのは豪華クルーズ客船「オアシスオブザシーズ」である。これは22万5000トンで建造費は1350億円。3年をかけてフィンランドの造船所で建造され2009年に完成した。全長361m、全幅63m、全高72mの大きさで、乗客定員5400人、乗組員2165人。ところが2015年にフランスで建造された「ハーモニーオブザシーズ」が22万7000トン、全長362m、乗客数5480人で、若干の差だが世界最大となった。一度この目で見てみたいものだ。


2016/07/26 (169 ヒット)

 富士重工業は、2017年4月に社名をSUBARUに変更すると発表した。富士重工業は、100年前の1917年に設立された中島飛行機が前身で、1945年に富士産業に改称して、1953年に富士重工業が設立された。「スバル」は自動車ブランドとして広く知られてきた。軽自動車「スバル360」は懐かしい。なお中島飛行機は戦時中に戦闘機やそのエンジンを開発製造していた会社で、ゼロ戦の「栄」エンジンも中島飛行機製であった。


2016/07/19 (186 ヒット)
 「初音ミク」という名前をご存知だろうか。9年前にクリプトン社が発売した音楽制作ソフトの名前で、歌詞とメロディーを入力すると少女の声で歌ってくれる。その少女「初音ミク」は最初はパッケージイラストにすぎなかったが、このキャラクターを使って何万人ものアマチュアクリエーターが活動を始め、それを公開して全世界に広まった。電脳世界から登場したバーチャルシンガーである。知らないと「古い」と言われるよ。

2016/07/18 (169 ヒット)
 現在の世界最速エレベーターは、台湾の「台北101」に東芝が納入したもので、分速1010mである。日立製作所は中国の「広州大福金融中心」に分速1200mエレベーターを受注済みである。三菱電機は分速1230mのエレベーターを開発した。これは中国上海の「上海中心大廈」に納入予定である。ビルの高さは632m、地下2階から地上119階まで約53秒で到達する。日本のエレベーター3社が競争している。

2016/07/16 (182 ヒット)
 文具や事務用品の最大手であるコクヨは、明治38年(1905年)創業者黒田善太郎が26歳で和式帳簿の表紙店を開業したのが始まり。1913年に洋式帳簿も扱う「黒田国光堂」とした。そして商標を「国誉」とした。つまり社名の「コクヨ」は「国の誉れ」なのである。1975年にはロングセラー商品「キャンパスノート」を発売する。これは国内トップシェアを誇る。現在は「紙製品」「文具」「家具」「事務機器」の4分野を扱う。

2016/07/15 (171 ヒット)
 バイオミメティクスとは、生物模倣と訳されるが、生物が進化の過程で得た効率的な形状や独特な機能などを、工業製品の開発に生かそうとするものである。モルフォチョウの羽が光を反射する機構を利用して、色素を使わずに発色する繊維の帝人「モルフォテックス」。フクロウの羽に備わる突起に風切り音を消す効果があることを応用した、新幹線の「騒音低減パンタグラフ」。カタツムリ殻の汚れを防ぐ表面を利用したLIXILの「マイクロガード加工タイル」。蚊の針を参考に痛みを軽減した医療針の「ランセット針」。など多くの実用例がある。

2016/07/14 (191 ヒット)
 外国の国名を漢字一字で表記することがある。朝日新聞では以下の10字を使う、米(アメリカ)、英(イギリス)、伊(イタリア)、比(フィリピン)、独(ドイツ)、仏(フランス)、豪(オーストラリア)、加(カナダ)、印(インド)、越(ベトナム)。ちなみにアメリカを「米」というのは「亜米利加」に起因する。他には露(ロシア)、西(スペイン)、蘭(オランダ)、伯(ブラジル)、愛(アイルランド)などがある。
 

2016/07/13 (182 ヒット)

 国内の外国人も含めた子供(14歳以下)の数は、1605万人で35年連続の減少となった。データのある1950年以降過去最低を更新して少子化に歯止めがかからない。男子822万人、女子782万人と男子が多い。都道府県別で東京都だけが前年から増加。国連人口統計の31カ国内で子供の割合は最低であった。1954年には3000万人近くがいた。人口に占める割合では沖縄が1位で17.4%、最低は秋田県の10.6%。


2016/07/12 (194 ヒット)
 電気を流すと光る性質をもつ有機材料を使って発光させるのが「有機EL」技術。液晶よりも薄くて軽くなる利点がある。液晶の次のディスプレイとして期待されたが、日本の電機大手はコスト高を克服できずに2014年までにほぼ撤退した。一方で韓国勢はサムスンが自社スマホに採用し、LGは大型の有機ELテレビを販売している。有機ELディスプレイ市場の95%を韓国の2社が占める。日本企業も再び動き始めた。
 

2016/07/11 (172 ヒット)
 国連難民高等弁務官事務所は、日本政府の途上国援助ODA約11億7000万円などを活用して、母子家庭や高齢の難民に生活支援費を支給している。しかし街中におおぜいがバラバラに住んでおり支援費支給の不正も多かった。そこで虹彩認証による本人確認を採用している。目の中にドーナツ型にある虹彩の模様は、2歳頃までに模様が決まり経年変化しにくい。同じ人の両目でも一卵性双生児でも虹彩の模様は異なるという。

2016/07/10 (169 ヒット)
 今年は有田焼発祥400年の年である。豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、後の佐賀藩祖鍋島直茂が陶工らを引き連れて帰国した。そのひとり李参平が1616年に有田の地で良質な石鉱を見つけ、日本で初めて磁器を焼いた。以後子孫は有田に根を下ろした。陶芸に限らず文字や律令宗教まで大陸や半島から日本に伝わり、それが磨き上げられた。紙も墨も朝鮮半島を経由して日本に伝わった。

2016/07/09 (156 ヒット)
 色鉛筆のセットが最近売れているという。ブームの火付け役は「大人の塗り絵本」のヒットである。そういえば本屋に行くとたくさん並んでいる。三菱鉛筆の36色セットは5ヶ月で年間目標の4倍の注文が入った。100色セットも売れている。大人の塗り絵本「ひみつの花園」がヒットしているらしい。全世界で累計販売が1100万部という。完成見本がないのも魅力らしい。デジタル全盛のなかでアナログな塗り絵に意識が向いたのかも。

2016/07/08 (175 ヒット)
 米国3M社のドルーは、デユポン社がつくった防湿セロファンを見て、これに粘着剤を塗れば便利になるというアイデアを思いついた。ところが開発は苦労の連続で、1年かけて粘り強く取り組み、1930年ついにスコッチセロファンテープの開発に成功した。薄く無色透明な粘着テープはいろいろな分野で活用されていった。ところがテープの切れ端が見つかりにくいというクレームがあり、1年後に切り取りナイフ付きデイスペンサーを開発した。日本の医療用絆創膏メーカーであったニチバンが終戦後に委託を受けて製造を行うことになり、「セロテープ」という登録商標を得て販売するようになった。

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