広報委員 佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)

2016/10/05 (147 ヒット)

 日本でトラック・バスのメーカーといえば、いすゞ、日野、三菱の3社である。いすゞの前身は1893年に設立された東京石川島造船所(現IHI)であり、1916年に造船業で得た収益で自動車生産に乗り出す。石川島自動車製造所は1933年に、伊勢神宮五十鈴川にちなんで車に「いすゞ」と命名した。1942年に日野製造所を分離して日野重工業(現日野自動車)を設立した。1949年に商号を「いすゞ自動車」に変更する。日野もいすゞもかつては乗用車を自社ブランドで製造販売していた。


2016/10/03 (149 ヒット)

 理想科学工業は、床置きインクジェットプリンターとして世界最速のオルフィスGD9630を9月に発売する。カラーA4の印刷速度は毎分160枚、これは驚きの速さである。このプリンターはライン型インクジェットヘッドを4本並べた構造で、通常のプリンターのようにヘッドが用紙搬送と直行方向に移動することがないので、高速を実現できる。価格は380万円、カラーA4のプリントコストは1.44円という。


2016/10/01 (120 ヒット)

 6月1日はねじの日である。1949年6月1日に日本工業規格JISが定められたことに由来する。ねじは最も古くから標準化が進められた機械要素である。1543年にポルトガル人が種子島に漂着した際、領主は2挺の火縄銃を買い入れた。刀鍛冶の八坂金兵衛が命じられてその製造方法を研究し、同じものをつくりあげる。この銃に「尾栓のねじ」が使われており、日本人が見た最初のねじとされている。金兵衛は雄ねじは簡単に作れたようだが、雌ねじの製造には苦労したらしい。


2016/09/26 (141 ヒット)

 1973年にはビール類の92%が瓶入りで、缶はたった5%だった。1995年には瓶入りと缶入りが逆転して、2015年では瓶入りが9%に対して缶入りは72%と圧倒的に缶ビールが多くなった。規制緩和によってスーパーやコンビにでもビールが買えるようになると、気軽に買える缶ビールが人気になった。1970年前後にはビールの自動販売機が登場して、缶ビール販売を後押しした。だが瓶ビールも捨てがたい人気がある。


2016/09/23 (135 ヒット)

 カーボンブラックは需要の9割がゴム向けで、そのうち自動車タイヤが8割に達する。かつては油や松を燃やした煙から「スス」としてカーボンブラックを回収する方法で製造された。現在は石油精製時の残さ油などから「ファーネス法」を用いて連続的に生産される。現在は中国の生産量が500万トンで世界生産の4割を占める。印刷用黒インクや書道の墨にも使われる。


2016/09/21 (132 ヒット)

 カーボンファイバーとも呼ばれる炭素繊維は、ゴルフクラブや釣り竿などに使われるが、複合材料の形で飛行機や自動車への応用も進みつつある。炭素繊維は、特殊なアクリル繊維を高温で焼いてつくる真っ黒な繊維であり、鉄に比べて重さは4分の1、強度は10倍とされる。日本の東レ、帝人、三菱レイヨンの3社で世界シェアの過半を占める。東レは世界首位である。日本企業が強い分野のひとつ。


2016/09/19 (149 ヒット)

 日本で販売されているオルゴールの本体メカ部分は、中国製を除くほぼ全てにSankyoの文字が刻まれている。戦後すぐの1946年に創業して2年後にはオルゴール開発に着手した三協精機製作所が製造したものである。現在の社名は日本電産サンキョー。日本最大のオルゴールメーカーで、自動化された工場での生産により世界市場の8割を占めていたが、現在は中国製が増えてきている。


2016/09/17 (130 ヒット)

 世界にある核兵器の数は、米ソ冷戦下の1986年にピークを迎え、約7万発になった。しかし冷戦終結で米ソは第一次戦略兵器削減条約に署名し、双方の戦略核を6000発以下にすることにした。2016年現在国別の核兵器保有数(全米科学者連盟による)は、ロシアが7300、米国が6970、フランス300、中国260、英国215、パキスタン110~130、インド100~120、イスラエル80、そして北朝鮮が不明。


2016/09/15 (150 ヒット)

 日本人の主食である米を生み出す「稲」は、昔は捨てる部分がないほどフルに活用されていた。稲ワラはあらゆる用途に使えるように工夫されてきた。まずは「縄」、いろいろなものが縄を使って固定された。入れ物である「米俵」、雨具である「蓑」や「笠」、畳の内部材料、履物である「わらじ」や「雪靴」、敷物である「むしろ」「わら布団」、屋根には「わらぶき屋根」、ワラを刻んで補強剤にした土壁、「鍋敷き」や「ワラ籠」、またワラは馬の餌になり、腐らせれば肥料になった。納豆も稲わらでつくられた。しかし現在の稲作はコンバインを使うので、「稲わら」を得ることができなくなってしまった。


2016/08/27 (173 ヒット)

 スーパーやコンビニで商品読み取りに使われるバーコードは、横方向にしか情報を持てない。そこで縦横に情報をもつ「二次元バーコード」が開発された。最も使われているのが「QRコード」で、これは自動車部品などを製造するデンソーが工場内部品管理用として1994年に開発したものである。一方向型バーコードは数字13桁からなるが、QRコードは7089桁にもなる。スマホのカメラで読み取り活用が可能になって広がった。


2016/08/25 (162 ヒット)

 現在日本には、国立公園が32箇所、国定公園が57箇所ある。宮城県には国定公園は「蔵王」と「栗駒」がある。一方国立公園ではかつて「陸中海岸国立公園」があったが、これは一部見直しが行われて2013年に「三陸復興国立公園」に名称変更された。青森県南部から宮城県牡鹿半島に至る三陸海岸一帯である。国立公園や国定公園は、美しい自然や景観を未来に受け継ぐことを目的に、国や自治体が管理するものである。


2016/08/23 (190 ヒット)

 日本電産コパルは、スマホ向け世界最薄レベルの小型カメラモジュールを開発した。サイズは8.5ミリ角で厚さは4.2ミリ。1600万画素のCMOSイメージセンサを採用し、オートフォーカス機能も搭載する。このサイズと性能はすごい技術だ。世界的にはCMOSカメラモジュールの半分を韓国メーカーが供給している。ただそのCMOSセンサについてはソニーが大きなシェアを有している。


2016/08/21 (155 ヒット)

 1300年頃に欧州で機械式の時計が発明され、以降機械式時計は進化しながら使われてきた。1926年には機械式自動巻きも発明された。しかし1969年にセイコーが世界初の「クォーツアストロン」を発売して、時計の常識が変わった。正確で安価な「クォーツ」がスイス時計産業を駆逐していった。しかし今では高級品機械式時計の人気が復活している。スイスのスウォッチグループは世界最大に成長した。歴史は過去に戻ることもある。


2016/08/19 (149 ヒット)

 広島平和記念公園のはずれに立つ慰霊碑には3人の女生徒が彫られ、少女が抱える手箱には「E=mc2」の数式が刻まれている。これは、アインシュタインが導いた有名な数式で、核爆弾の威力を示す数式でもある。戦後しばらくは「原爆」の文字が禁句されてこの数式になったとか。アインシュタインは後に、原爆製造を大統領に促す手紙に署名したことを「人生での大きな過ち」と悔いている。


2016/08/18 (149 ヒット)
 タッチパネル付きの大型液晶画面をもち、カメラやセンサを内蔵した「デジタル自動販売機」を駅などで見かけるようになった。今後増加することが予測される。人が近づいたら商品の選択用画面を表示し、タッチパネルに触れることで商品を購入できる。近くに人がいない場合は広告などを表示する。JR東日本は駅構内に約500台を導入している。自販機も日々進化しており、顧客の顔認識をして性別や年齢からお勧め商品を示し、しゃべってくれるものもあるとか…。

2016/08/17 (146 ヒット)
 配達された郵便物には、透明な特殊インクで印字された見えないバーコードがあることをご存知ですか?肉眼では見えないが紫外線を当てると見えるバーコードである。第一次集配局では文字や数字をOCRで読み取って、住所や日付や時刻などをバーコードにして印字する。地方の集配局ではマシンでこのバーコードを読み取り自動的に的確に分配するようになっている。すごいことが知らないところで行われているのだ。

2016/08/16 (144 ヒット)
 日本製紙は石巻工場に、世界最大規模の年産能力500トンのセルロースナノファイバー量産設備を建設すると発表した。セルロースナノファイバーは、木材パルプなどを化学処理して、髪の毛の1万分の1ほどの太さにほぐした繊維状の物質で、次世代素材として注目されている。鉄の5分の1の重さで5倍の強度があるという。現在岩国工場で年間30トンの設備を稼働させ、尿モレシートなどに採用している。

2016/08/15 (160 ヒット)
 オバマ大統領が広島を訪問する。71年前広島に原爆を投下した爆撃機「エノラ・ゲイ」は、米国ダラス空港近くのスミソニアン航空宇宙博物館の分館に展示されている。全長30m重さ32トンの機体である。米国での原爆投下に関する世論調査では、今なお投下を正当化する声が半数を超えている。原爆が戦争を終結させて多くの米国人や日本人の命が救われたという声である。

2016/08/14 (141 ヒット)
 子供乗せ電動アシスト自転車が大人気である。二人乗りに加えて3人乗り(幼児2人)までが法律でOKになった。これは子育てママ・パパを応援するためである。市町村から購入の補助金が出る場合も多い。これは最初から子供を乗せることを想定して設計されており、電動アシストがさらに運転を容易にしている。メーカーはパナソニックとブリジストンが強い。電動モーターでアシストするので、こぎ出しや坂道などでも楽に走れる。

2016/08/12 (167 ヒット)
 会津さざえ堂をご存知ですか?白虎隊の最期の地である飯盛山にある六角三層のお堂で、独特の特異な構造を有する建築物である。内部は二重らせん構造で、一度も同じ場所を通ることなく1階から3階までのぼりとくだりの順路を通る。1796年に当時の住職が設計して建立したもので、元は西国三十三観音像を安置して順に拝むことができた。1995年に国の重要文化財に指定されている

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