TOP : 348.日本、「うるし」の技術
 2018/01/16 (131 ヒット)

 最近の発掘で、1万2600年前に日本で「うるしの木」があったことがわかった。7200年前には日本各地で漆器がつくられていた。縄文時代には貴重な「赤うるし」も使われている。うるしに混ぜた赤は「べんがら」と「水銀末」の2種であった。飛鳥奈良時代に、大陸から新しい「うるし工芸」の技術が入ってきた。その一つが「螺鈿(らでん)」である。これは貝殻の真珠層を切り取って貼り付ける技術。もう一つは仏像をつくる「乾漆(かんしつ)」という技法である。かの有名な阿修羅像はこの方法でつくられた。平安時代に発展したのが「蒔絵(まきえ)」の技術である。うるしの上に金粉や銀粉を蒔く技法である。こうしたうるしを用いる技術は中国から伝わったが、日本において大きく発展進化した。そうした「うるし製品」はたくさんヨーロッパに輸出され、「JAPAN」と呼ばれた。