広報委員 佐藤光雄(技術士:機械、宮城県)

291. チタン
2017/07/15 (15 ヒット)

 チタンは希少金属である。製錬方法が確立されてから70年しか経っていない「若い金属」だが、「軽い」「さびない」「熱に強い」などの特徴を持つ。比重は4.5.銅は6000年前、鉄は4000年前から実用化されているが、チタンは1948年になって現在主流の製錬技術「クロール法」が開発された。天然のチタン酸化物鉱石をマグネシウムで還元する方法である。クロール法でつくられたチタンはスポンジ状だ。この製造工程では莫大な電力を消費するという課題がある。チタンはまず防衛産業で使われ、次に航空機やスポーツ、医療機器へと用途が広がった。世界需要の半分を航空機が占める。